数学のテストでやってしまう「うっかりミス」、どうすればなくなる?

数学のテストでやってしまう「うっかりミス」、どうすればなくなる?

  • ベネッセ 教育情報サイト
  • 更新日:2022/06/23

授業や家で問題を解いているときにはそんなにミスをしないのに、テストや模試になると急にうっかりミスをしてしまう。
結果を見直して「なんでこんなミスをしたんだろう」と思うことがありますよね。

解き方はわかっていたのに些細なミスで得点できないのはもったいないですし、なにより高校入試本番では1点でも多く得点したいところ。
今回はそんなうっかりミスを防ぐ方法についてご紹介いたします。

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この記事のポイント

暗算にたよらず途中の計算式は必ず書く

図形やグラフの問題はわかっていることを図に書き込む

うまく時間配分して見直しの時間を確保

制限時間をもとに時間配分を意識して取り組む

暗算にたよらず途中の計算式は必ず書く

まず、計算をするときは、必ず紙に書くようにします。
暗算がミスのもとになることが多いためです。
この対策だけでもかなりのミスを防ぐことができるお子さまもいらっしゃるでしょう。

書くときは、紙のすみっこに小さく薄く書くのではなく、問題用紙にある余白を利用して大きくしっかり書くことです。
解くときにミスをしにくいだけでなく、あとでの計算の見直しもしやすくなるのでダブルで防ぐ効果があります。

また、同時に数字や文字を丁寧に書くことも大切です。5とSや、6とbと0、8とB、9とaなど、雑に書いてしまうと見間違いやすい文字や数字がありますので、その点にも注意して丁寧に書きます。

暗算にたよらず途中の計算式を書くようにする

数字の「5、6、8、9」は丁寧に書く

図形やグラフの問題はわかっていることを図に書き込む

図形や関数などの応用問題では、問題文からわかったことや自分で求めたことを与えられた図に書き込むようにします。

たとえば、グラフが出てくる関数の応用問題では、座標平面上にできるグラフや直線、図形との位置関係を正確に把握することが問題を解くための第1ステップです。
同じように、図形の問題でもどういう図形ができるのかを把握するために図に書き込みます。

図に書き込むことで、図形内で似たような部分を取り違えるというようなうっかりミスを防ぐことができますので、あまり図に書き込む習慣がないお子さまは試してみてください。

うまく時間配分して見直しの時間を確保

最後の問題まで見ていないのに制限時間になってしまった……という経験は誰にもあるのではないでしょうか。
実際に、多くの入試や模試の結果分析からも最後の問題になるほど無解答(白紙)が増えるという傾向が出ていますので、このことからも時間配分がうまくできないお子さまは多いことがわかります。

集中して取り組むことは大切ですが、テストでは時間配分を考える冷静さを持っておきたいところです。
そのために、いきなり第1問から解き始める前に問題がどのくらいあるかをざっと見て、おおよその時間配分を考え、1つの問題に時間をかけすぎないことが大切です。
特に、高校入試の場合、大問数は年による変化はあまりないので、過去問を解くときに各大問での時間配分を考えて取り組むことは有効な対策です。

たとえば、全部で5大問あるテストで、第4問の関数に時間がかかってしまって、第5問の図形には手がつけられないというのはもったいないので、ちょっと無理そうだなと思った問題は一旦飛ばして次の問題に移りましょう。
そして、一通り最後まで解き終わったら見直しをする時間を5~10分確保できるとさらによいでしょう。
途中式を丁寧に書いていれば、見直しも短時間ですみます。

また、見直しでは計算ミスだけに注意するのではなく、自分の出した答えが問題文の内容にあっているかという観点でも振り返りましょう。
検算までしなくても問題文を見てミスがみつけられる場合があります。

たとえば、人数や個数を求めているのに答えが負の数になっていたり、分数になっていたりしませんか?
ある自然数を求めているのに負の数になっていたりしないでしょうか?
こういう場合は必ずどこかでミスをしていますので、見直しでミスを防ぎます。

制限時間をもとに時間配分を意識して取り組む

テストや模試になると普段とは違う緊張感のなかで問題を解きます。
制限時間が気になりますが、それで焦ってしまうとミスを招きやすいので、普段の学習時にも時間を意識して取り組むようお子さまに促します。

特に、計算問題では、問題を解く目安時間が設定してあるものに取り組んだり、自分で時間を計ったりして制限時間があっても慌てず冷静に解けるようにし、テストや模試のときだけ時間を気にすることのないようにしましょう。

まとめ & 実践 TIPS

いかがでしたか。高校入試では、最終的な答えを書くだけではなく求める過程を書くように指定される問題もあります。
今回1つ目にご紹介した「暗算にたよらず途中の計算式は必ず書く」は、この求める過程を書く力をつける練習にもなります。

テストや模試のときだけやってみるのではなく、普段から意識してやっておくことが大切です。
普段から練習しておけば入試本番でも落ち着いて力が発揮できます。

株式会社プランディット 数学課 西浦
編集プロダクションの株式会社プランディットで、進研ゼミを中心に、小学校から高校向けの算数・数学の教材編集を担当。

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