子どもたちがブランド鶏に舌鼓を打った。秋田県北秋田市の小学校で25日、比内地鶏を使った給食が出された。
北秋田市の清鷹小学校。給食の前には、秋田県の関係者や生産者が比内地鶏に関する特別授業を開き、飼育方法やおいしさの秘密などを説明した。
秋田県農林水産部 畜産振興課・田中 宜久副主幹:
「鶏の油が、見て分かる通り、実は黄色い油をしている。油の甘さが他の地鶏や鶏と全然違う」
比内地鶏についてしっかり学んだ子どもたちに出されたのは、比内地鶏を使った親子丼。
普段食べている鶏肉について意識したことがない児童がほとんどだったが、魅力を理解した上で食べる比内地鶏の味は格別だったようだ。
児童:
「普通の鶏よりも柔らかくて濃厚な味がした」
児童:
「今までは意識してなかったけど、2時間目で勉強したから、意識して食べたらよりおいしくなった」
JA秋田たかのす比内地鶏振興部会・杉渕 渉副部会長:
「かきこむ音を聞いていたら、うれしいなと思った。値段はちょっと高いが、やっぱりおいしいということだけ分かってもらえばありがたい」
秋田県は、今後もこうした事業などを通して、比内地鶏の消費拡大を図ることにしている。