国際貨物列車「中欧班列」、北京発の欧州直行路線が開通

国際貨物列車「中欧班列」、北京発の欧州直行路線が開通

  • 新華社通信
  • 更新日:2023/03/18
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国際貨物列車「中欧班列」、北京発の欧州直行路線が開通

16日、馬坊駅で出発を待つ北京-モスクワ「中欧班列」の1番列車。(北京=新華社記者/任超)

【新華社北京3月18日】中国北京市の平谷地方鉄道・馬坊駅で16日、建材や家電、アパレルなどを載せた「中欧班列」(中国-欧州間の国際貨物列車)がロシアのモスクワに向け出発した。欧州直通の中欧班列が北京を出発するのは初めて。

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16日、馬坊駅で出発を待つ北京-モスクワ「中欧班列」の1番列車。(北京=新華社記者/任超)

「京平総合物流ハブ中欧班列(北京-モスクワ)」と名付けられた同列車はコンテナ55個を積載。全行程は約9千キロで、内モンゴル自治区の満洲里から出国後、ロシアを西に横断して18日後にモスクワに到着する。

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16日、馬坊駅で出発を待つ北京-モスクワ「中欧班列」の1番列車。(小型無人機から、北京=新華社配信)

同列車でエアコンや靴・帽子などを運ぶ泰通国際運輸の楚逸嘯(そ・いつしょう)総経理は「北京から欧州への貨物はこれまで、河北省や河南省を経由していた。今後は直接欧州へ輸送できるので、コストを削減し、効率を高めることができる。企業により多くの機会を提供できる」と語った。

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16日、馬坊駅で、北京-モスクワ「中欧班列」1番列車の車両を検査する職員。(北京=新華社記者/任超)

北京市政府の尹航(いん・こう)副秘書長は同列車の運行開始について「『一帯一路』共同建設に参加する北京にとっての新たな1章になる。首都エリアの輸出志向型経済発展に向けた迅速かつ効率的な国際貿易新ルートを切り開いた」と述べた。

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16日、馬坊駅を出発する北京-モスクワ「中欧班列」の1番列車。(北京=新華社記者/任超)

北京の北東部郊外に位置する平谷区は「首都に寄与する総合的物流通関地」と位置づけられている。ここ数年は「京平総合物流ハブ」の計画・建設に力を入れており、国内外の物流大手の進出が加速し、コモディティー(商品)の集積も進んでいる。

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16日、馬坊駅を出発する北京-モスクワ「中欧班列」の1番列車。(北京=新華社記者/任超)

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