【識者に問う|日本代表は何点? 指揮官は続投?】田嶋会長がよく言う「タイミング」を踏まえれば体制変更のラストチャンスは...

【識者に問う|日本代表は何点? 指揮官は続投?】田嶋会長がよく言う「タイミング」を踏まえれば体制変更のラストチャンスは...

  • サッカーダイジェストWeb
  • 更新日:2021/10/14
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進退が懸かった大一番を勝利した森保監督。出場権獲得の道のりはまだまだ厳しそうだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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オーストラリア戦のスタメン。終盤のオウンゴールでなんとか勝ち切った日本の巻き返しは…。写真:JFA提供

10月のカタール・ワールドカップ・アジア最終予選で日本代表は1勝1敗という結果となった。通算2勝2敗でグループBの4位につける。果たして、日本代表をつぶさに追うライター陣は今回の2連戦をどう評価するのか。また、オーストラリア戦前に取り沙汰された森保監督の進退問題をどう考えるのか。今回は、サッカーライターの清水英斗氏に見解を伺った。

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Q1 10月シリーズの日本代表は百点満点で何点?

A 45点
日本は初戦を落としたので、この10月はライバルとの直接対決で勝点を離されるわけにはいかなかった。ノルマは勝点4(1勝1分け)と想定する。

しかし、アウェーでサウジアラビアに敗れたため、2戦の結果は勝点3(1勝1敗)となった。ノルマには一歩及ばず。大学等のように合格点を50点とすれば、今回はギリギリ届かない45点。来月11月のベトナム戦とオマーン戦は、追試だ。

日本はコンディションが良ければ勝ち、悪ければ負ける。そこをひっくり返す駆け引きやゲームコントロールは乏しい。森保ジャパン、というか過去の日本代表は全部そうだったかもしれないが、特に森保監督の場合は2次予選で10-0や14-0など、強度に重きを置いたチーム作りをしてきたので、コンディション次第の印象はより強い。

残る最終予選が行なわれる11月、1~3月は、アウェーも含めて気候がサッカー向きになるので、9月や10月よりもコンディションが上がる。その意味では積極的なプレッシングを敢行し、後先考えずに走り回ってどうにかなったオーストラリア戦の進め方は、残る最終予選の礎になる。

ただ、どうにも……。

目標が予選突破とワールドカップ本戦のグループステージ突破までなら、それでもいいが、本気でベスト8以上を目標に掲げるのなら、現状は芳しくない。気合とコンディション頼りで、ゲームコントロールに乏しかったロシアW杯と同じ過去を繰り返すだけだ。

オーストラリアは動きにスピード感は無かったが、ゲームコントロールは長けていた。正確にポゼッションを行い、芋づる式に崩れる日本の急所を突いてきた。今回、日本はオーストラリアに勝つことはできたが、しかし、実はベスト8に近い位置にいるのは彼らのほうではないか。もし、この試合が9月に行なわれていたり、あるいはグループステージの3戦目、あるいは決勝ラウンドの1戦目など、連戦の中にあったりすれば、果たして日本は勝利できただろうか。勝ったことの余韻があっという間に消え去るような焦燥感は、正直ある。
Q2 森保監督は11月以降も続投か、それとも解任すべき?

A 11月に2連勝以外の結果なら解任
現状、日本はグループ4位と危機的な状況。この10月は望む結果にギリギリ届かなかったので、11月は追試だ。ベトナム戦とオマーン戦が2連勝以外の結果なら、解任やむなしだ。

決断のタイミングを11月の試合終了時に定め、解任した場合の新監督の始動を1月とすれば、大きなメリットがある。それはJリーグがシーズンオフとなり、現役のJクラブの監督も選考のテーブルに挙がることだ。さすがにシーズン中の引き抜きはあり得ないが、シーズンオフなら正当な交渉になる。
本人や所属クラブが首を縦に振るかどうかは別として、鬼木達、片野坂知宏、長谷川健太らのほか、リカルド・ロドリゲス、ミハイロ・ペトロヴィッチ、マッシモ・フィッカデンティ、ミゲル・アンヘル・ロティーナなどの外国人監督も候補だ。Jリーグで実績のある監督なら日本人選手のことも熟知しているので、予選中の緊急発進でも対応できるはず。

JFAの田嶋会長は決断について、「タイミング」という言葉を何度か使っているが、タイミングで言えば11月解任、1月緊急発進がラストチャンスだ。これまでの森保監督の仕事には素晴らしいところ、学ぶべきマネージメントもたくさんあったが、この先が見えない。最終予選だけでなく東京五輪も踏まえて、痛感する。

文●清水英斗(サッカーライター)

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