
山梨県道志村で見つかった子どもの頭の骨が、行方不明の女の子の母親と血縁関係にあることに矛盾はないという鑑定結果を受け、母親は「言葉にならない」とコメントした。
山梨県道志村で見つかった子どもの頭の骨が、行方不明の女の子の母親と血縁関係にあることに矛盾はないという鑑定結果を受け、母親は「言葉にならない」とコメントした。
12日、警察は先月、道志村で見つかった子どもの頭の骨の一部について母系の血縁関係がわかるミトコンドリアDNA型鑑定結果を発表した。
鑑定の結果、子どもの頭の骨は付近で行方不明になった千葉県の小倉美咲さん(当時7歳)の母・とも子さんと母系の血縁関係にあることに矛盾はないという。ただ、同鑑定では個人特定には至らなかった。
13日は行方不明となっている美咲さんの10歳の誕生日で、母親のとも子さんは「きょうは母親としては1年で一番一緒に過ごしてあげたい日だ。その前日に今回のような鑑定結果が出て言葉にならない想いだ」とホームページで心境をつづった。
これまでの捜索で、道志村の枯れた沢からは左右の運動靴や衣類のほか、右側の肩甲骨や棒状の人の骨のようなものなどが見つかっている。
警察は今後、これらの発見物についても司法解剖やDNA型鑑定を進め総合的に個人の特定を判断していくとしている。