Yuka Obayashi
[東京 21日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反落。世界経済の減速に伴う需要減退への懸念が重しとなった。
0013GMT(日本時間午前9時13分)時点で、北海ブレント先物は0.19ドル(0.2%)安の1バレル=82.13ドル、米WTI先物CLc1>は0.15ドル(0.2%)安の77.68ドル。
前日は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が26日の会合で追加減産を検討するとの見方から、いずれも約2%上昇していた。
ニッセイ基礎研究所のシニアエコノミスト、上野剛志氏は、需要サイドの懸念が払拭されていないため、投資家はOPECプラスの決定を確認しようと様子見姿勢だと指摘。今後、世界の需要動向を見極めるため、米中経済指標や米石油在庫統計が注目されると述べた。また、ドル安も考慮の材料になるとした。