土石流発生の集落 “砂防ダム”に以前から不安の声「機能果たせないのでは...」【新潟・村上市】

土石流発生の集落 “砂防ダム”に以前から不安の声「機能果たせないのでは...」【新潟・村上市】

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  • 更新日:2022/08/05
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NST新潟総合テレビ

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記録的な大雨となった新潟県内。土石流が発生した村上市の小岩内集落では、数年前から「砂防ダムが機能を果たせない状況になっているのではないか」と、不安の声が上がっていました。

【村上市 高橋邦芳 市長】

「本当に厳しいね非常に。雨が上がった状態で見ると、厳しさが非常に大きいと感じる」

5日、村上市の高橋邦芳市長が視察したのは、土石流が発生した小岩内集落。34世帯120人が暮らしていたこの集落が大雨の被害を受けるのは、今回が初めてではありません。

【小岩内集落に住む 松本佐一さん(70)】

「前にも8.28水害があったが、それ以上の被害」

【小岩内集落に住む 高野和由さん(63)】

「8歳で目に焼き付いている。夜中の12時から1時ごろに土石流が一気に来て、上のほうに逃げるのがやっとだった」

1967年8月28日、豪雨により広い範囲で河川が氾濫し、土砂災害が発生した羽越水害。小岩内集落はこのときも土石流による被害を受けたと言います。

【小岩内集落に住む 高野和由さん】

「昭和42年に(家が)壊れて、また今こんなことになって、直してまで入りたくない」

こう話すのは、この集落に住む高野和由さん。数年前から行政にある不安を訴えていました。

【小岩内集落に住む 高野和由さん】

「(災害を)防ぐために砂防ダムをつくったのだろうけど、(ガレキで)満タンになっちゃって、効力を発揮しないんじゃないか」

羽越水害のあとに建設された砂防ダムに長い年月をかけ、土砂やガレキが堆積。機能を果たせないのではないかと訴えていたのです。

しかし、その訴えが届くことはなく…

【小岩内集落に住む 高野和由さん】

「人の知恵で防げるものは国にお願いしたかった。55年前に同じことがあったんだから。それだけが残念でたまらない」

こうした住民の声に、視察を終えた市長は…

【村上市 高橋邦芳 市長】

「そういうことであれば断腸の思い。山手の土石流ということでありますので、そういうところまで手が届いていないというのは事実だと思う。今後しっかりと対応していかなければいけない」

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