朝乃山、照ノ富士に力負け 新大関V崖っ縁「『すみません』ということです」/7月場所

朝乃山、照ノ富士に力負け 新大関V崖っ縁「『すみません』ということです」/7月場所

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  • 更新日:2020/08/01

大相撲7月場所13日目(31日、両国国技館)新大関朝乃山(26)は元大関の平幕照ノ富士(28)に寄り切られ、ただ一人2敗となった。横綱白鵬(35)が右膝負傷で休場し、正代(28)が不戦勝で10勝目。関脇御嶽海(27)も輝(26)を引き落として10勝3敗とした。小結隠岐の海(35)は勝ち越した。3敗は白鵬を除き、両関脇の2人。

この1敗の重さは、朝乃山自身が誰よりもわかっていた。支度部屋外の通路。リモート取材に力士を促す相撲協会関係者の「朝乃山関は“すみません”ということです」という声がむなしく響いた。報道陣が視線を注ぐ四角いフレームの中に、新大関は今場所初めて現れなかった。

賜杯争いの大一番。元大関照ノ富士との1敗対決はすぐに右四つ。だが得意の左上手が切れてしまい、土俵際で苦し紛れの下手投げも残された。最後は“先輩大関”の力強い寄りに土俵下まで吹き飛ばされ、痛恨の2敗目を喫した。

地元・富山の思いを力に変えたい。関脇、大関昇進などの節目には富山市役所に縦7・4メートル、横0・7メートルの懸垂幕がかかった。同市役所の担当者は「今場所、優勝となれば懸垂幕を市役所前にかけたい」。期待に応えるためにも連敗は許されない。

14日目に照ノ富士が関脇正代に勝ち、結びの一番で朝乃山が幕内で初対戦の平幕照強に敗れれば、逆転Vへの望みは絶たれる。しかも、照強は照ノ富士と同じ伊勢ケ浜部屋所属。元大関の復活Vを“アシスト”するために全身全霊で向かってくるはずだ。

新大関は前日12日目の取組後、優勝争いについて「一日一番、自分の相撲を取れば結果は後からついてくる。信じてやるしかない」と話していた。正念場で看板力士の気概が試される。(新里公章)

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新旧大関対決で照ノ富士(手前)に寄り切られた朝乃山(撮影・加藤圭祐)

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