侍ジャパン・ダルビッシュ、決勝での先発浮上「自分の持てる力を全部出す」/WBC

侍ジャパン・ダルビッシュ、決勝での先発浮上「自分の持てる力を全部出す」/WBC

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  • 更新日:2023/03/20
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キャッチボールするダルビッシュ有と大谷翔平(左)=米フロリダ州マイアミのフロリダ国際大(撮影・水島啓輔)

【マイアミ(米フロリダ州)18日(日本時間19日)】ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表のダルビッシュ有投手(36)=パドレス=は21日(同22日)の決勝に先発する可能性が浮上。準決勝前夜に予定する決起集会の音頭を取り、世界一奪回へ士気を高める。

王座奪還まで2勝。米国に戻ったダルビッシュが、決勝で先発する可能性が出てきた。ここからは一線級のメジャーリーガーとの真剣勝負。普段からしのぎを削っている歴戦の右腕は「自分の持てる力を全部出してやりたい」と気を引き締めた。

所属するパドレスから特例で認められ、メジャー組でただ一人、2月の強化合宿から参加。大リーガーの対外試合出場が規定上解禁されたのが3月6日だったため、今季の実戦登板は2試合にとどまる。先発した10日の韓国戦は3回48球を投げて3安打3失点、救援した16日のイタリア戦は2回27球を投じて2安打1失点。「イニングを踏めていないので、パドレスに迷惑をかけている。そこは気がかりなところ」と打ち明けた。

栗山監督は残り2試合の投手起用について「全員、行ける人は行く」と総力戦を強調した。決勝の登板が有力視されていた山本を温存せず、佐々木朗が先発見込みの準決勝の救援で送り出す可能性がある。その場合、ダルビッシュが決勝の先発の筆頭候補に挙がり、今永も予想される。指揮官は「ここから(ダルビッシュがパドレスに)合流するスケジュールも含めて、こちらは預かっている」と説明した。

この日はキャッチボールなど軽めの調整を行ったダルビッシュ。20日(日本時間21日)の準決勝前に予定する決起集会の音頭を取り、3大会ぶりの世界一へ士気を高める。舞台を米国に移してからは、時差対策の方法を若手に伝えるなどチームの精神的支柱を担う最年長の36歳。「(ナインは)アメリカの空気を感じながらの練習で明るくできている。ここまでと変わらない準備をやっていくことが大事。それにしっかり集中したい」と静かに闘志を燃やした。

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