
収賄の疑いで逮捕された県職員の男は、担当以外の工事の情報も漏らしていたとみられることが分かりました。
県中農林事務所の寺木領容疑者(44)は、2020年3月ごろから、約2年間、当時勤務していた会津農林事務所が発注する工事の情報を、土木建築会社社長の上野清範容疑者(45)らに漏らした見返りに、賄賂を受けた疑いが持たれています。
捜査関係者などによりますと、上野容疑者の会社が落札した工事7件のうち6件は、寺木容疑者が直接担当していなかったということです。
警察は、情報を入手した方法や、事件に至った経緯などを調べています。