隣のマンションのベランダから部屋が丸見え... 悩ましい「住まいの眺望問題」

隣のマンションのベランダから部屋が丸見え... 悩ましい「住まいの眺望問題」

  • マネーポストWEB
  • 更新日:2022/06/23
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おちおちカーテンも開けていられない(写真:イメージマート)

物件探しは、実際に内見してみないとわからないことも少なくない。駅からの距離や間取りは気に入っていても、窓を開けると、向かいのマンション・アパートのベランダや共用廊下から丸見えだったりして、がっかりするケースもあるだろう。

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住まいの眺望にそこまでのこだわりがあるわけではないが、最低限、プライバシーが守られる物件に住みたいという人は少なくないはず。近接する物件の眺望問題に苦しんでいる人たちに、その実情を聞いた。

眺望は気にしないけど、プライバシーが…

メーカーに勤務する30代男性・Aさんは家賃の安さにひかれて、ベランダの向かいがマンションの共用廊下という物件に住んでいる。

「築年数が古くないのに、相場より安い物件を発見。内見してみると、お風呂もキッチンスペースも広くて最高でした。こんなに良い物件がどうして空室なんだろうと思っていたら、向かいのマンションの共用外廊下からこちらのベランダが丸見えで、めちゃくちゃ納得しました(笑)」(Aさん)

Aさんはそれまで積極的にマンションの1階に住んでいたほどで、そもそも眺望に魅力を感じていないタイプだったが、実際に住んでみると「その認識は甘かった」という。

「マンションの1階は、確かに眺望もなにもありませんが、でもその分、しっかりとした柵があり、通行人からのプライバシーは守られていました。一方、建物が別だと、そういった配慮がないというか……。共用廊下の前なので、僕が部屋のカーテンを開けると、目の前に住人や配達員がいることもしばしば。向こうからもこっちからも丸見えで、見ようとしているわけでもないのに、『向かいの住人は最近フードデリバリーをよく使うなー』とか、いらない情報を知ってしまいます」(Aさん)

ベランダから見られているのでは?と疑心暗鬼に

PR代理店に勤務する30代・女性Bさんは、自宅の寝室の窓と隣のマンションの窓が近接する物件に住んでいる。住み始めてから早々に、誤算が生じたという。

「隣のマンションと近接していることは知っていましたが、まさかこちらから見える窓の向こうがお風呂場だったとは……。向こうの住人は窓を開けてお風呂に入るらしく、水のぴちゃぴちゃした音まで聞こえます。窓を開けなければ関係ないかなと思っていたのですが、生々しい生活の気配を感じるのは地味にストレスですね」(Bさん)

ちなみにBさんの住む部屋の窓からは、向かいのマンションのベランダも真正面に見える。こちらの方がより深刻であるという。

「人の視線や影が気になります。ちょっとした着替えでもカーテンは必須ですし、ましてやお風呂上がりはなおさら。向かいのマンションに住んでいる人の暮らしぶりも、見たくないのに見えてしまいます。向かいの住人がベランダに出ていると、こちらを見ているのではないか、と疑心暗鬼になってしまいます。神経質な人には、こういう物件は向かないと思います」(Bさん)

ベランダからの眺望は「壁」

IT企業に勤務する30代女性・Cさんは、自宅マンションのベランダから見える景色が、近接するマンションの「壁」だ。

「築浅物件で設備も充実しているけれど、ベランダからの眺めと日当たりが絶望的に悪いです。理解はしているつもりでしたが、閉塞感は否めません」(Cさん)

あまりの息苦しさに、Cさんは夫に引っ越しを持ちかけてみたこともあるが、とりあってくれなかったという。

「夫はこのマンションが気に入っているんです。昼間は仕事で家にほとんどいませんし、カーテンを閉めている夜に帰ってくるので、眺望は関係ないようで、『別に気にならないよ』という感じ。確かに設備面は充実しているので、眺望を理由に引っ越しするのは少しもったいないとも思っていますが、在宅で仕事をする気にはならないですね」(Cさん)

意外と悩ましい、住まいの眺望問題。間取りや家賃の条件面で気に入った物件があっても、実際に内見して確かめてみるポイントのひとつとなるだろう。

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