2022年NZ不動産市場...住宅ローン金利上昇の影響は?投資家の動きに注目

2022年NZ不動産市場...住宅ローン金利上昇の影響は?投資家の動きに注目

  • 幻冬舎ゴールドオンライン
  • 更新日:2022/01/15
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ニュージーランドは宅地開発・住宅建設が盛んで、住宅価格もうなぎ上りですが、住宅ローン金利の上昇など、購買のブレーキになる要素もあるため、注意が必要です。一方、永住権取得からのマイホーム購入を目指す層が増える見通しなど、プラスの要素もあります。不動産エージェントとして活躍する筆者が、現地でしか掴めない不動産事情をレポートします。※本記事は、2022年1月7日現在の情報に基づいて執筆されています。

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ホリデームードのNZも、今年は少し慌ただしく…

冬本番の日本から寒波到来や大雪を伝え聞くなか、南半球のニュージーランドは晴天続きで、穏やかな新年となりました。2022年もホットな情報を提供できるよう努めますので、よろしくお願い申し上げます。

一般家庭の多くがクーラー設備を持たないほど、ニュージーランドの夏は涼しく快適です。日中少しガマンすることはあっても、朝晩はしのぎやすく、わが家も20数年クーラーなしで暮らしてきました。しかし、今年はとても暑いのです。なんとかクーラーなしで乗り越えようと、扇風機で頑張っている今日このごろです。

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現在はいわゆる「夏休み」の時期であり、当然学校もお休みです。ニュージーランドの新年(=ホリデー)期間は長く、いつもなら、われわれも1月下旬まで休暇を楽しむことが多く、2月から本格的な仕事の再開となります。

しかし、オミクロン株の出現など未だコロナ禍が継続中です。突然県境が閉じられる可能性もあるため、海外旅行はもちろん国内旅行も控え、まさに寝正月です。

クリスマス前後とは異なり、ニュージーランドでは1月1日以降、普通の夏の休日といった感覚です。ネットを検索する時間もたっぷりありますから、年末に家を買い損ねた人からの問い合わせが立て込み、新年早々営業活動をしています。

高額化・コンパクト化が進む、オークランドの一般住宅

車で街を走り抜けると、古い家が壊され、まさにこれから住宅建築が始まるという土地がいたるところで見られます。オークランド市内中心地の東方面、ビーチ沿いの高級住宅地では広い面積が開発され、これからアパート建設が始まるような場所や、平均的な家の価値は、すでに200万NZドル(約1億5000万円)規模であり、いまや300万~500万NZドルも普通になっている地域です。一体、この新築アパートメントの価格はいくらになるのでしょう…そんなことを考えながら見つめていました。はたして、どんな方が購入するのでしょうか。

一方、西方面を走ると、2~3階建てのタウンハウスの建築が進んでいる光景もあります。先日まで基礎工事していたかと思えば家が建築され、そうかと思うと中古物件が壊され、数軒の家が増築されるといった建設場所も多く見かけます。

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新築物件はどんどん建設されています。海外からの物流が止まり、品不足で価格が高騰していると、昨年の後半ごろからしきりに耳にしていますが、資材は足りるのでしょうか? 今年は不足が改善するのでしょうか?

これまで、ニュージーランドの家は戸建てが多く、広いリビングに広い庭というイメージでしたが、オークランドの大都市は集合住宅が増えました。経済と人々の暮らしの変化を見るにつけ、少々複雑な気持ちになりますが、ファーストホームバイヤーにとっては選択の余地はなく、都会のオークランドでの住まいは「コンパクト化」しているのが現状です。

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2022年、住宅購入の動きに「ブレーキ」?

2022年の展望ですが、銀行ローン金利の上昇と融資基準の高さの影響で、住宅購入にブレーキがかかると予想しています。とくに投資家の動きには要注目と考えています。

しかしいつの世も、家を数軒持っていれば老後は安泰であり、コロナ不況のなか、不動産投資による家賃収入で生活費を賄えているケースも多々あり、不動産投資神話は崩れることはないと確信しています。

人々があたりまえのように自宅購入していた20年前から、時代は大きく変化しましたが、賃貸経費の上昇するにつれ、人々は慎重でありつつも、やはりマイホームへの意識は高くなってきていると思います。

「もう少し手を伸ばせば、賃貸料と同じくらいで住宅ローン返済ができる!」そんなキャッチフレーズで住宅購入を提案してきたわれわれ不動産業界、そしてモーゲージブローカーが、銀行からの融資を引いてきています。下がった金利は上昇傾向にありますが、まだ4%台。特別レートなら3%後半ですから、昔を知る人なら「一時期のことを思えばまだ安い」と思うのではないでしょうか。

今年は当別永住権取得の道が開かれることになり、早ければ今年後半にも永住権を取得し、マイホーム購入が視野に入る人々が増えてくると予想しています。われわれ不動産業者も、平均的な価格の家やタウンハウスのようなお手頃価格の住まいを吟味し、マイホーム購入の第一歩へ踏み出してもらえるよう、サポートしていければと考えています。

外国人は中古物件への投資はできないことになっていますが、規定内の新築物件への投資や、商業用物件は引き続き投資が可能です。お得な物件情報を仕入れ、日本の皆様にもニュージーランド不動産投資を実現いただけるよう提案していきます。

また、南半球は移住先としても人気ですので、その面もあわせてサポートできるよう、タイムリーな情報を提供していきたいと思います。

一色 良子
ニュージーランド在住不動産エージェント

一色 良子

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