実はダイエットにもなる! 歯科医が教える「舌みがき&うがい」の習慣

実はダイエットにもなる! 歯科医が教える「舌みがき&うがい」の習慣

  • マイナビニュース
  • 更新日:2021/05/03
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、すっかり定着しつつあるテレワーク生活。通勤がなくなった分、歩く時間が少なくなり、運動不足になりがちですよね。さらに、自宅での作業中は、ついつい間食が増えてしまうなんてもことも。

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これらの生活環境の変化によって深刻化しているのが「コロナ太り」。今回は歯科医師の立場から、「舌」に着目したダイエット法を紹介します。今日からすぐ始められ、我慢せずに続けられる健康的なダイエット法です。ぜひ実践してみてください。
○肥満の原因は「味覚の鈍化」

実は、肥満と味覚は密接に関係しているのをご存じでしょうか。近年、肥満の人は味覚が鈍感であるという研究結果が報告され、注目を集めています。

私たちは、舌にある味蕾(みらい)という細胞で、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」の4つの基本味覚と、「うま味」「脂肪味」を加えた6つの味覚を感じ取っています。

味覚が鈍り、味を感じにくくなると、塩分や糖分、脂肪分が多く含まれる味の濃い食べ物を好むようになり、カロリーオーバーにつながりやすくなります。これが肥満の原因の一つだと考えられています。

特に、高脂肪の高カロリー食を食べ続けると、脂肪味の感覚が鈍くなり、どんどん高カロリーのものを求めるようになります。

味覚が鈍ってしまう原因の一つは舌の汚れです。健康な舌はきれいなピンク色をしていますが、粘膜のかすや食べかす、細菌が付着して舌が汚れると、白いコケがはえたように白っぽくなります。この白っぽい汚れを舌苔(ぜったい)といい、一般的に加齢とともに増えていきます。
○「舌みがき」で味覚を取り戻す

舌の汚れが原因の味覚の鈍化は、「舌みがき」で舌をきれいにすれば解消することが可能です。用意するのは、ドラッグストアなどで購入できる専用の「舌ブラシ」。入手できない場合はガーゼや歯ブラシでも代用できます。

舌の上には多数の軟膜の突起(舌乳頭)が、動物の毛並みのように一方向に生えています。舌ブラシは、舌苔による汚れを掻き出すように、舌の奥から先端の一方向へ動かすのがコツです。やさしく汚れを掻き出すイメージで、舌の中央を中心にゆっくりと5、6回手前に動かします。力を入れたり、シャカシャカ、ゴシゴシ動かすのは禁物です。

「舌みがき」は毎日続けることが大事ですが、多くても1日に3回まで。やりすぎは逆効果です。大切なのは、舌苔を一気に取ろうとしないこと。毎日継続すれば、舌は徐々にきれいになっていきます。
○我慢せずにダイエットできる

舌苔を取り除いて味覚が鋭敏になると、淡白な食事を好むようになります。きれいな舌でおいしさを感じることで、心が満腹になり、自然に食べすぎないようになるのです。

淡泊な味のものは一般的に塩分や糖分、脂肪分が少なく低カロリー。好きな物を食べているのに摂取カロリーが抑えられるので、無理なく減量できるのです。体重が減るばかりでなく、塩分、糖分、脂肪分も減るので生活習慣病の予防にもなります。

一般的にダイエットのイメージは「努力」や「我慢」ですよね。我慢はストレスの原因になり、ストレスはいっそう食欲を増進させます。

また、食事制限を続けると、体の省エネ機能が働き、カロリーを消費しにくい体になってしまいます。つまり、摂取カロリーを減らしても体重が減りにくくなるのです。我慢しても体重が減らず、そのうち限界がやってきます。これが「リバウンド」の原因です。

一方、「舌みがき」によるダイエットには我慢が必要ありません。自然と淡泊な味を好むようになり、結果的に摂取カロリーが少なくなって、自然と痩せられる。だから、無理なく続けられるのです。
○「うがい」でフェイスラインを引き締める

ダイエットすると最初に落ちるのが内臓脂肪です。内臓脂肪が減ればズボンのサイズはすぐに変わります。

しかし、おなか周りがすっきりしても、なかなか変わりにくいのが顔の印象。人の印象を大きく左右するのは顔の輪郭で、耳の下から顎、喉にかけて肉がつくと、老けた印象になってしまいます。テレワークでリモート会議が増え、モニターに映る自分の顔を見る機会も増えて、どうにかしたいと思っている人は多いのではないでしょうか。

輪郭をすっきりと引き締めるためには、ダイエットで体重や体脂肪を減らすだけでなく、顔の筋肉を意識的に動かすことが大切です。

ではどうやって顔の筋肉を動かすのか。

顔の筋トレとして簡単で効果的なのが「うがい」です。

うがいには、水を含んで上を向き、のどの奥でガラガラさせる「ガラガラうがい」、口の中で水をブクブクと還流させる「ブクブクうがい」の2種類があり、どちらも顔の引き締めに役立ちます。

「ガラガラうがい」は、上を見て、のどの奥でガラガラと音がするようにうがいをします。このとき下顎をつき出すようにすると、顎からのどにかけての肉がスッキリしてきます。

「ブクブクうがい」は、唇をしっかり閉じ、含んだ水を勢いよく、口の中で動かすのがコツです。頬を片方ずつ大きく膨らませ、頬に広がる頬筋を使うようにすると、頬全体が引き締まります。

くちびるから頬にかけては「大頬骨筋」「小頬骨筋」という筋肉がありますが、これは笑うときに使う筋肉。日本人はこの筋肉を使うのが下手だから笑顔がぎこちないといわれていますが、「ブクブクうがい」で鍛えれば、口角が上がってワンランク上の笑顔も手に入りますよ。

すっきりしたフェイスラインと最高の笑顔を目指し、顔や顎下の筋肉を意識しながら「うがい」を続けてみてください。

宮本日出 幸町歯科口腔外科医院歯科医師・歯学博士、幸町歯科口腔外科医院・院長、日本顎関節学会・代議員・指導医・専門医、厚生労働省認定歯科医師卒後臨床研修指導医教官、その他、大学・学校の教官職等多数。1965年、石川県金沢市に三人姉弟の末っ子として生まれ、幼少期、兄弟の中で自分だけ学習机を買ってもらえずに育つ。学生時代は堕落した生活を送るが、あるとき「オープンカーに乗って、女の子に囲まれた生活をしたい」という不純すぎる動機から、歯科医師を目指し猛勉強を始め、愛知学院大学歯学部に合格。のちに歯科医師免許取得。現在では、国内外に160篇以上の論文を発表、『ホンマでっか!?TV』など複数のメディアにも登場するカリスマ歯科医師となる。 この著者の記事一覧はこちら

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