大坂なおみを優勝に導いたチームの力。伊達公子さんが考える"昨年との違い"

大坂なおみを優勝に導いたチームの力。伊達公子さんが考える"昨年との違い"

  • TENNIS DAILY
  • 更新日:2021/02/21
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「全豪オープン」で2年ぶり2度目の優勝を飾った大坂なおみ(日本/日清食品)。WOWOWはその大坂と、WOWOWアンバサダーで解説の伊達公子さんにインタビューを行った。

【大坂なおみインタビュー】

Q:4度目のグランドスラム優勝ですが、今の気持ちは?
「とても嬉しいです。夢のようです」

Q:試合を振り返って。素晴らしいスタートから、ブレイディ選手が追い付いてきて、1stセット4オール、0-30になりました。その時の心境を覚えていますか?
「よく覚えています。1ポイント1ポイント戦い、もっと良い展開にしなければと考えて戦い、あのような結果になりました」

Q:今大会、メンタルが強くなったなと感じました。
「いろいろと以前より改善できたと思います。リターンも良くなって、反撃できる力も付けられたと感じます」

Q:チームの力を感じましたが、どのようなところがプラスになっていますか?
「居心地の良い、家族のようなチームです。お互いが強く信頼をして、精神的なバリアもなく、よく話し合いができていると思います。試合前にも話し合いをし、気持ちを落ち着けることができています」

Q:今年はこれからどのように戦っていきたいですか?
「波を作らないように、常に力を出していけるように心がけたいです。全仏、ウィンブルドンに焦点を合わせたいですし、もちろんオリンピックでも活躍したいです」

【伊達公子さんインタビュー】

Q:今日の決勝の印象は?
「今日の試合もとにかく強かったのと、決勝までの勝ち上がりも含めて、今大会は理想通りの勝ち方だったと思います。理想的なかたちで、強さを見せつけるかのように勝ったことが印象的でした」

Q:試合後、大坂選手は全仏、ウィンブルドンの優勝を目指すと話していたが、どのような印象ですか?
「ハードコートで4回のグランドスラムを優勝、反対に言うとハードコートでしか勝っていないとも言えますよね。去年私は、彼女が生涯グランドスラムを視野に入れて取り組むのか、タイトル数を重ねるために、得意なハードコートに絞って取り組むのか、ということを考えていた時があったんですが、ここまで来ると当然、生涯グランドスラムも視野に入れて戦っていると思います」

「そのためには、自分の弱点、これまで引き上げられていなかった部分をあげる必要がありますよね。今大会の戦いぶりを見て、今のチームがいれば、生涯グランドスラムにも挑んでいける、そんな可能性を感じています」

Q:“チーム力”というと、去年からの違いは?
「フィセッテさんは、選手の能力をうまく引きだすことができるコーチだと思いますが、正直最初は、大坂選手とはどうかみ合うのかなとイメージがつかなかったんです」

「そこで今、うまく回っている要因の一つは、(中村)豊さんの存在なのではないかなと思います。日本人の心とアメリカ人の心と、うまくバランスをとって彼女と接することができるということは、フィセッテさんにとっても、チーム全体にとってもプラスになっていると思います。大坂選手のチームには、プロフェッショナルな人たちが集っているからこそ、彼女も本当の意味でプロフェッショナルになってきているんだなという印象です」

Q:これから大坂選手がさらに強くなるために必要なポイントは?
「ハードコートの戦いぶりを見れば、負ける相手はもういないとも見えます。今回もセレナ相手ですら、力の差を見せつけたプレーだったというのは間違いないと思います」

「ただ、クレーなどの苦手なサーフェスに行ったら、そう簡単にはいかないと思うんです。本当の意味での彼女の強さが問われるのは、苦手なサーフェスで、彼女がどんな今回のようなメンタルの強さを維持できるのか、というところだと思います。本人も当然自覚していて、チーム全員で挑んでいくことになるでしょう」

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での大坂なおみ
(Getty Images)

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