
山陰中央テレビ
倉吉市出身の力士落合の十両昇進が、1月25日開かれた番付編成会議で決まりました。所要1場所での昇進は昭和以降初めてという快挙。ふるさと・倉吉では早くも横綱にと期待の声です。
落合:「これからもっと頑張らないといけない身の引き締まる思いになりました」
1月25日午前、会見に臨んだ落合。3月に開かれるの春場所の番付編成会議で十両昇進が決まり、抱負を語りました。鳥取城北高校出身の落合は倉吉市生まれの19歳。高校横綱、実業団横綱の栄冠を手に宮城野部屋に入門。今月の初場所では幕下15枚目格付け出しでデビュー。7戦全勝で幕下優勝を果たしました。
落合:「デビュー場所は凄く楽しかったです。毎日、鳥取の方から応援メッセージをいただき凄く力になっていました」
そして25日、デビューからわずか1場所での十両昇進が決まりました。昭和以降で初めての快挙です。
落合「幕内で最高優勝して師匠を泣かせたいことと、大相撲で横綱になる夢を持って続けてきたのでかなえたい」
宮城野親方:「100点満点」
師匠の宮城野親方にとって初めての関取誕生。活躍に期待します。
宮城野親方:「自分のことのように嬉しいです」
期待の声はふるさと倉吉からも。
コンビニ店員:「これ号外です。(号外配布はこれまで)ないですね。初です。いろいろな人の目にふれてほしい」
十両昇進を伝える号外も配布されました。
倉吉市民:「非常に嬉しい。倉吉市民の星として頑張ってほしい」
落合の幼少期を知る倉吉市民:「(落合が)小さい時から大相撲に行く。横綱になると言っていたので、夢を実現する第一歩を踏み出したので頑張ってほしい」
倉吉市民:「いいですね。琴櫻さんみたいに後をおって横綱になってほしいですね」
多くの市民が思いを重ねるのは同じ倉吉出身の第53代横綱・琴櫻です。倉吉市では横綱・琴桜の功績を称えるため、小学生の「桜ずもう」を毎年開催。この大会で、落合は小学4年から6年まで3連覇を達成。当時から、今の強さの片鱗をのぞかせていました。その落合から、父・勝也さんにSNSでうれしい報告が入りました。
落合のメッセージ:「十両に昇進することになりました」
父・勝也さん:「おめでとう」
Q昇進が決まるまでの心境は?
落合の父・勝也さん:「相撲で鳥取の代表として頑張ってほしい。今まで通りしっかり準備する。これを一番一番やっていってほしい」
落合:「日頃から鳥取から温かい応援メッセージを頂きありがとうございます。これからも頑張るので応援よろしくお願いします」
異例のスピード出世を果たした新十両・落合。ふるさとの大横綱に続く快進撃に期待です。春場所は3月12日に初日を迎えます。