多摩川の天然アユ、今年は200万匹超? 都職員が遡上数調査

多摩川の天然アユ、今年は200万匹超? 都職員が遡上数調査

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/05/14
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多摩川に設置した定置網に入ったアユを1匹ずつ数えながら川に戻す東京都の職員ら=川崎市中原区で2022年5月11日、西夏生撮影

東京都と神奈川県の境などを流れる多摩川で天然アユの遡上(そじょう)期を迎え、都の職員らが手作業で遡上数を調べている。2019年の台風19号の影響で過去2年間、推定遡上数は大幅に減ったが、今年は回復する見込みという。

【多摩川に設置した定置網に入ったアユ】

調査は多摩川の河口から約11キロ上流に設置した定置網近くで実施。職員ら4人が網から水槽に移した魚からスズキやハゼなどを取り除き、全長約3~4センチの稚アユを1匹ずつ数えて川に戻す作業を繰り返していた。

調査を行う東京都島しょ農林水産総合センターは定置網の約6キロ下流で判別できるようにしたアユを放流。網に入る割合から天然アユの推定遡上数を算出している。同センターによると、5月13日時点での遡上数は200万匹を超える見込み。

19年10月に関東地方を直撃した台風19号の影響で20年は37万匹、21年は32万匹と遡上数は減少していた。台風による大雨などがアユの産卵に影響を与えたとされ、産卵場の状況が改善されたことなどが回復の要因とみられる。

同センターの小野淳振興企画室長(58)は「多くの方に多摩川に天然アユがいることを知ってもらい、アユ釣りを通じて都市部の河川などでの内水面漁業の振興を支援できたら」と語った。【西夏生】

毎日新聞

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