
海上自衛隊鹿屋航空基地に配備されているアメリカ軍の無人偵察機について、鹿児島県は19日の議会で、一時展開の期間延長はないとの認識を示しました。
海上自衛隊鹿屋航空基地には、11月20日までの1年間に限り、アメリカ軍の無人偵察機MQ9が配備されていますが、先月22日に滑走路をオーバーランして地上設備に接触する事故を起こし、現在は運用が停止されています。
19日の県議会一般質問で、県は、運用停止の期間分一時配備の期間が延長されるのか見解を求められ、次のように述べました。
■県危機管理防災局の長島和広・局長■
「(受け入れにあたり)あくまでも運用開始から1年間に限られること。このことは日米間の合意事項であること、延長の計画はないことを国に確認しており、県としての認識に変わりはございません」
また、事故を巡り情報提供の在り方を問われた県は―。
■県危機管理防災局の長島和広・局長■
「米軍に関する情報は日米の安全保障に関することであり、一義的には国が責任をもって速やかに公表すべきと考えているところです」
なお、県によりますと、MQ9の運用を再開する際には、アメリカ軍が地元自治体に説明を行う予定だということです。