
写真を示し新たな問題を解説する登壇者
市が推進している「芹ヶ谷公園『芸術の杜』パークミュージアム構想」の再考を求める署名活動が周辺住民らなどで組織された「芹ヶ谷公園と周辺地域の環境を考える会」(草柳二郎会長)を中心に行われている。老朽化により2019年に閉館した市立博物館の所蔵品などを保存・展示する(仮称)国際工芸美術館の建設場所について、公園の自然破壊や税金投入を最小限に抑えるために、予定している「がけ地」から平地への変更を求めるもので、署名10000筆の目標に対し、3月3日時点で7621筆が集まった。3月4日には国際版画美術館の講堂に集まった約100人の参加者に向けて中間報告会が行われた。
会では署名活動開始後に新たに浮上した3つの問題「建設費4・8億円増額」「周辺地域地盤への悪影響」「地域住民のほとんどが建設に反対」を挙げ、3人の登壇者がそれぞれ解説した。
さらに版画美術館向いに建設計画がある「アート体験棟」の詳細についても解説。斜面を削り、木々を伐採するなどの更なる自然破壊が問題に挙げられると、参加者らの驚いた表情が見られた。
中間報告会のあとは、参加者らが列になり、同公園から町田市役所までの市中を、計画見直しを求めてパレードした。
タウンニュース町田版