無理させてごめん。私を元気から遠ざけていたのは、自分自身だった

無理させてごめん。私を元気から遠ざけていたのは、自分自身だった

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2021/07/21
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「久しぶり、元気?」

と、数年ぶりに電話をくれた高校の友達の声。

「飛び跳ねちゃうくらい元気だよ!!」

考える間もなく、定型文かのように口が勝手に開いた。

だって、元気じゃないよなんて言ったら心配かけてしまうし、空気がどんよりしてしまうのはわかっているから。

久しぶりに話した友達が元気ならそれに越したことはないから。

女は度胸と愛嬌だ。小娘のように振る舞い、投資で生計を立てている私

口だけの「元気だよ」をやめたくて、1日の感情を記すようになった

『元気』ってなんだろう。

心が弾んでいて、前向きで、身体は健康で、よく運動をしていたり、何かにわくわくしていることだろうか。

わたしは、口だけの「元気だよ!!」をやめたくて始めたことがある。

それは、1日1日の感情と、その感情が生まれた出来事を軽く書き込むアプリだった。

いつも通り友達のSNSを見ていたら、たまたま広告で流れ込んできたのがきっかけで、そのアプリのページに飛んだ。

そこには、毎日感情や出来事を記入すると1週間ごとにインサートが届き、感情の浮き沈みや、仕事、恋愛、友達、家族、などを考えていた割合、そして、それに対して「嬉しい」「満足」「疲れた」「後悔」など、自分がどう思ったのかまで割り出してくれるアプリがあって、目を見開いた。

わたしは、世の中にはこんなアプリがあるのか、と衝撃を受けた。

それからアプリを続けて1ヶ月になるが、そこで今とても悩んでいることが明確に出た。

それは「転職」についてだ。

わたしは高校卒業から今の仕事を続けて、もう5年以上経つ。

最初の3年はすごく活気に満ちあふれて仕事が大好きだったし、楽しかった。

しかし、そのアプリをはじめて知らしめられたのは現在「ネガティブなストレス」の70%が、仕事にあるということ。

無理させてごめん。元気から遠ざけているのは紛れもなく自分だった

そして、現実も、日常生活に支障が出てきてしまうほどに健康に影響が出ていること。

「元気」でいたいのに、「元気」から遠ざけているのは自分だった。

わたしは「大丈夫」じゃないのに「大丈夫」というのが得意で、気づけば0~100のことまで一人でこなせるようになり、上司や部下の負担や責任を人一倍考えて、それを肩代わりするように仕事をしていた。

その限界を、身体が知らせてくれたのだと思う。

右手と右足に力が入らなくなり、整体に行ったら「右半身の使いすぎで、身体がゆがんで、神経の通り道が塞がりかけてます。このままだと動かなくなりますよ」と言われた。わたしは、見て見ぬふりしていた現実に、「そうですよね」と苦笑いするしかなかった。

この現実をどこかでわかっていたから、痛みに耐えて、耐えて、気づかないふり、痛くないふりして、大好きな仕事を続けるために自分の身体が壊れていく現実から逃げていたのかもしれない。

「いつも無理させてごめん、わたしのわがままに付き合わせてごめんね」と、自分の身体に言いたかった。

同時に思ったのは、「あぁ……大好きで続けたい仕事だけど、そのためには一生この痛みを抱えながら通院して続けていくしかないのか」という悔しさと、自分に対する怒り、仲のいい上司や同僚に対する後ろめたさ、罪悪感。

いつまでも笑顔でいるために。私が今すべき選択はきっと間違ってない

実はこの症状ははじめてではなかった。4回目だった。その中でも1番ひどかった。

改善するために筋トレだってヨガだって、何だってやった。

けれど、どれもだめだった。「動かしすぎ」が原因なら「休める」以外に良くなる方法はないのだ。

だから余計に、仕事を続けたい心とは裏腹に「もう限界だよ、やめたいよ」という身体が辛かった。

わたしの夢は、将来結婚して、子供を産んで、自分の家庭を持つことだ。

人生設計が細かくはないが明確にある。

だから、ここで身体を壊すわけにはいかない。元気な身体で元気な子供を産んで、育てて

いつまでも笑顔でいたい。

そのためにわたしが今すべきこと。

それは、上司に「仕事をやめます」と話をしにいくことだと、アプリを通して、身体を通して、知ることができた。

この選択はきっと間違っていない。

気づけば後ろめたさよりも、これからの自分にワクワクしている自分がいた。

未来のわたしは、心からの全力の笑顔で「元気だよ!!」と返しているに違いない。

【厳選】彼の言葉で知った私の裏切り。恋人のためにほかの男と過ごした私の思い。6月に読まれたエッセイ

柚希

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