【イタリア代表 ユーロ2020選手名鑑】基本スタメン&招集メンバー全選手紹介。暗黒期は終了? 戦力充実で優勝候補の一角へ!

【イタリア代表 ユーロ2020選手名鑑】基本スタメン&招集メンバー全選手紹介。暗黒期は終了? 戦力充実で優勝候補の一角へ!

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  • 更新日:2021/06/10
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【写真:Getty Images】

GK

EURO2020(欧州選手権)が1年の延期を経て現地時間6月11日に開幕を迎える。世界が注目するビッグイベントに、果たしてどのような選手たちが挑むのだろうか。今回は、7大会連続10回目の出場となるイタリア代表の招集メンバー全26名と基本スタメン&フォーメーションを紹介する(代表通算成績は2021年6月4日チェコ代表戦終了時点のもの)。

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サルバトーレ・シリグ(背番号1)
生年月日:1987年1月12日(34歳)
所属クラブ:トリノ
20/21リーグ戦成績:32試合出場/62失点
代表通算成績:26試合出場/18失点

かつてパリ・サンジェルマン(PSG)で正守護神を担った男も今年で34歳。ベテランの域に達している。しかし、現在所属するトリノではピンチを脱するシュートストップを頻繁に繰り出すなど抜群の安定感を発揮。目立った衰えは見られない。EURO出場はこれで3回目。今回も控えとなるはずだが、2人の若き守護神にとって頼りとなる存在であることは確かだ。

ジャンルイジ・ドンナルンマ(背番号21)
生年月日:1999年2月25日(22歳)
所属クラブ:ミラン
20/21リーグ戦成績:37試合出場/38失点
代表通算成績:26試合出場/11失点

現在22歳ながらセリエA通算200試合以上の出場を誇る怪物GK。身長196cm・体重90kgという恵まれた体格の持ち主で、その長い手足を活かしてビッグセーブを多く披露する。近年は足元の技術も安定してきた印象だ。アッズーリとして挑む大舞台は今回のEUROが初めてだが、GKのファーストチョイスとして、どこまでチームに貢献できるか。注目度は高い。

アレックス・メレト(背番号26)
生年月日:1997年3月22日(24歳)
所属クラブ:ナポリ
20/21リーグ戦成績:22試合出場/29失点
代表通算成績:2試合出場/1失点

所属するナポリで絶対的な地位を築いているわけではなく、ダビド・オスピナと併用されているが、GKとしての実力に疑いの余地はない。身長190cmと大柄だがアジリティに優れており、素早い反応でビッグセーブを連発。ボールリカバリーも速く、ビルドアップでの貢献度も決して小さくない。控えGKとしては豪華な人材だ。一方、マイナスポイントは怪我が多いところ。

DF

ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(背番号2)
生年月日:1993年8月4日(27歳)
所属クラブ:ナポリ
20/21リーグ戦成績:36試合出場/3得点7アシスト
代表通算成績:7試合出場/0得点1アシスト

2年前にイタリア代表初招集を受けたサイドバックが自身初のEUROに挑む。決して派手さはないが、堅実な守備対応に定評がある選手で、SBだけでなくセンターバックも高質に務めることを可能とする。クロスも実に丁寧だ。ちなみに少年時代はFWとしてプレーしており、得点を量産。兄が所属していたチームの“フィオレンティーナ好き”監督からは「バティゴル」と呼ばれていたようだ。

ジョルジョ・キエッリーニ(背番号3)
生年月日:1984年8月14日(36歳)
所属クラブ:ユベントス
20/21リーグ戦成績:17試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:107試合出場/8得点4アシスト

さすがにフル稼働が難しくなっているとはいえ、ピッチに立った際の存在感はやはり非凡。強靭なフィジカルをベースに繰り出す闘争心溢れるディフェンスは、今なお相手ストライカーの悩みの種となっている。EURO出場はこれでなんと4回目。ベテランレフティーは「恐らく僕が代表で臨む最後の大会になる」とコメントを残していたが、どこまで結果を残せるか。

レオナルド・スピナッツォーラ(背番号4)
生年月日:1993年3月25日(28歳)
所属クラブ:ローマ
20/21リーグ戦成績:27試合出場/2得点5アシスト
代表通算成績:14試合出場/0得点4アシスト

ローマで左サイドのファーストチョイスを担う28歳。サイドバックながら攻撃力が売りで、水準以上のスピードを活かした縦突破はもちろん、右利きのためカットインでも怖さを示すことができる。相手からすると非常に捕まえづらい選手だ。ちなみにジャンルカ・ザンブロッタとよく比較されているが、28歳のDFはその先輩からインスピレーションを受けたことを認めている。

エメルソン・パルミエリ(背番号13)
生年月日:1994年8月3日(26歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
20/21リーグ戦成績:6試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:15試合出場/0得点2アシスト

所属するチェルシーではベン・チルウェルやマルコス・アロンソの壁を破れずにいるが、イタリア代表にはロシアワールドカップ後から継続的に名を連ねている。縦への推進力や守備力は及第点といったところだが、丁寧なパスで組み立てに絡みながら鋭く攻め上がるプレーが持ち味だ。「優勝するために全力を尽くす」と自身初のEURO挑戦に意気込む。

フランチェスコ・アチェルビ(背番号15)
生年月日:1988年2月10日(33歳)
所属クラブ:ラツィオ
20/21リーグ戦成績:32試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:14試合出場/1得点0アシスト

2013年に精巣ガンが発覚。その後手術するも同年12月にガンが再発。治療するため長期間の離脱を強いられるなど、苦しい時期を味わった。それでも2014年に無事復帰を果たすと、以降すべてのシーズンでリーグ戦30試合以上に出場するなど躍動。2018年にはイタリア代表にも復帰し、今回初となるEURO出場を掴み取った。対人戦にめっぽう強い不屈のDFは本大会でも出番を狙う。

レオナルド・ボヌッチ(背番号19)
生年月日:1987年5月1日(34歳)
所属クラブ:ユベントス
20/21リーグ戦成績:26試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:102試合出場/7得点6アシスト

イタリア代表には欠かせない最終ラインの柱だ。地上戦と空中戦の両方で強さを示すのはもちろんのこと、一気にチャンスに結びつくような精度の高いロングフィードも出せるモダン型で、経験値も十分。また、ミランへ電撃移籍して古巣サポーターの前で堂々とゴールパフォーマンス、その後すぐにユベントスへ復帰するという鋼のメンタルの持ち主でもある。

アレッサンドロ・バストーニ(背番号23)
生年月日:1999年4月13日(22歳)
所属クラブ:インテル
20/21リーグ戦成績:33試合出場/0得点3アシスト
代表通算成績:5試合出場/0得点0アシスト

アントニオ・コンテ監督率いるインテルで台頭した若きセンターバックが、EUROという大舞台に初めて参戦する。高さ、強さ、速さの三拍子が揃った守備対応はもちろんのこと、隙を見た持ち上がりやロングフィードにも定評があるなど、ほぼすべてが安定。激しさというよりは、常に冷静に勝負できるタイプである。代表では基本控えだが、EURO本大会で出番は訪れるか。

アレッサンドロ・フロレンツィ(背番号24)
生年月日:1991年3月11日(30歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:43試合出場/2得点3アシスト

EURO出場は前回大会に続き2回目。選手本人は「2016年よりも強くなったと感じている。そして、多くの経験も持っている」と自信をのぞかせた。幅広いポジションを担えるユーティリティー性が大きな魅力で、ビルドアップ能力やクロスの質が水準以上とオフェンス面における存在感も非凡。一方で、ディフェンス面では強度の低さを指摘されることも。

ラファエウ・トロイ(背番号25)
生年月日:1990年10月10日(30歳)
所属クラブ:アタランタ
20/21リーグ戦成績:31試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:3試合出場/0得点0アシスト

生まれはブラジルだが、祖先がトレヴィーゾ出身であるためイタリア国籍を保有しており、今年2月にFIFAよりイタリア代表でプレーすることが認められた。そして、同3月に早速アッズーリ初招集を果たしデビューすると、その勢いのままEURO本大会出場も掴み取ることに。アタランタで培ったアグレッシブかつパワフルなディフェンスを披露する機会は訪れるだろうか。

MF

マヌエル・ロカテッリ(背番号5)
生年月日:1998年1月8日(23歳)
所属クラブ:サッスオーロ
20/21リーグ戦成績:34試合出場/4得点3アシスト
代表通算成績:10試合出場/1得点2アシスト

ミランでは主力に定着できなかったものの、サッスオーロで着実に成長。その活躍が認められ、嬉しいEURO初出場を掴み取ることになった。中盤底で冷静にボールを持ちパスを捌く姿からアンドレア・ピルロと比較されることもあるが、機動力はその先輩よりも上。ゴールに絡むアクションも多く、泥臭い守備も怠らない。今夏にはビッグクラブ入りの噂も。

マルコ・ヴェラッティ(背番号6)
生年月日:1992年11月5日(28歳)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン(フランス)
20/21リーグ戦成績:21試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:40試合出場/3得点2アシスト

アッズーリの上位進出のカギを握る中盤の要だ。天下一品のパススキルと巧みなドリブルで攻撃を司り、身長165cmと小柄ながらハードなディフェンスでも存在感を示す。先月クラブでの練習中に右ひざを負傷し初のEURO行きが危ぶまれたが、なんとかメンバー入り。ロベルト・マンチーニ監督は「(初戦の)トルコ代表戦に出場できると思う」と話しているが、果たして。

ロレンツォ・ペッレグリーニ(背番号7)
生年月日:1996年6月19日(24歳)
所属クラブ:ローマ
20/21リーグ戦成績:34試合出場/7得点6アシスト
代表通算成績:17試合出場/2得点0アシスト

ローマでフランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシらが巻いてきたキャプテンマークを受け継いだ男。視野の広さとキック精度の高さを武器にゲームをコントロールするだけでなく、豊富な運動量を駆使し果敢にペナルティーエリア内へ飛び込むなど、組み立てから崩しまで幅広く貢献できる。身長186cmと体格にも恵まれるMFにはリバプールが興味との噂も。

ジョルジーニョ(背番号8)
生年月日:1991年12月20日(29歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
20/21リーグ戦成績:28試合出場/7得点1アシスト
代表通算成績:28試合出場/5得点2アシスト

マウリツィオ・サッリ監督の下で才能を開花させたMFが、29歳にして初のEUROに挑む。最大の武器は最終ラインからボールを引き出してパスを正確かつテンポよく捌き、攻撃のリズムを生み出すこと。この能力に関して、背番号8の右に出る者はいないと言っていいだろう。所属するチェルシーではチャンピオンズリーグ(CL)制覇を経験。良い状態でEURO本大会に臨むことができそうだ。

マッテオ・ペッシーナ(背番号12)
生年月日:1997年4月21日(24歳)
所属クラブ:アタランタ
20/21リーグ戦成績:28試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:5試合出場/2得点0アシスト

2020/21シーズンにアタランタで評価を大きく高めた若きMFが、ステファノ・センシの負傷離脱に伴い初のEURO出場を掴み取ることに。テクニックがずば抜けて高いわけではないが、中継役として十分に機能し、オフ・ザ・ボールの巧みな動き出しからフィニッシュにも絡むなど、豊富なアクションで相手を大いに困らせることができる。大舞台でも結果を残せるか。

ブライアン・クリスタンテ(背番号16)
生年月日:1995年3月3日(26歳)
所属クラブ:ローマ
20/21リーグ戦成績:34試合出場/1得点1アシスト
代表通算成績:11試合出場/1得点2アシスト

ミランの下部組織出身で2011年にトップデビューするも、その後はパッとしなかった。しかし、2017年に加入したアタランタでジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の指導を受け、大きく成長。2018年より所属するローマでも主力として奮闘中だ。容易にボールを失うことなく、飛び出しやチャンスメークに優れ、さらにセンターバックも担える守備力もあるなど実に万能。

ニコロ・バレッラ(背番号18)
生年月日:1997年2月7日(24歳)
所属クラブ:インテル
20/21リーグ戦成績:36試合出場/3得点9アシスト
代表通算成績:23試合出場/5得点4アシスト

インテルの11年ぶりとなるセリエA制覇に大きく貢献した伸び盛りのMFだ。技術力が高く攻撃の組み立てをそつなくこなし、危険なエリアへボールを運ぶこともお手の物。また、とにかく運動量が豊富で非凡なスプリント力も持っており、カウンター時に脅威となることはもちろん、守備ではハードワークを忘れることがないなど、現代型MFに必要なものをすべて備えている。

FW

アンドレア・ベロッティ(背番号9)
生年月日:1993年12月20日(27歳)
所属クラブ:トリノ
20/21リーグ戦成績:35試合出場/13得点7アシスト
代表通算成績:33試合出場/12得点7アシスト

「16歳の時、友達みんながクラブに行っているのを見て辛かった。僕は次の日に試合があったから泣きそうになりながら早く寝たんだ」。こうした過去もあったようだが、サッカーと向き合い続けてきたからこそ、今ではイタリアを代表する選手となった。パワフルかつスピードがあり、文字通り「突進」して敵のブロックを破壊できるFWは、EUROでの「鶏パフォーマンス」披露なるか。

ロレンツォ・インシーニェ(背番号10)
生年月日:1991年6月4日(30歳)
所属クラブ:ナポリ
20/21リーグ戦成績:35試合出場/19得点7アシスト
代表通算成績:41試合出場/8得点9アシスト

先日30歳となった生粋のナポリっ子。とにかく足元の技術が高く、細かなタッチを繰り返すドリブルや巧みなラストパスで違いを作り出す。左サイドからカットイン→コントロールショットの流れは十八番と言っていいだろう。前回のEUROは全5試合中3試合に出場もプレータイムはわずか36分。悔しさを味わったが、今大会は自身の右足からアッズーリに歓喜を呼び込みたい。

ドメニコ・ベラルディ(背番号11)
生年月日:1994年8月1日(26歳)
所属クラブ:サッスオーロ
20/21リーグ戦成績:30試合出場/17得点8アシスト
代表通算成績:11試合出場/5得点0アシスト

やや数字が伸び悩んだ時期もあったが、近年は凄みを取り戻している。2019/20シーズンはリーグ戦で二桁得点&アシストを記録し、2020/21シーズンはキャリアハイとなる同17得点を叩き出した。切り返しを駆使したドリブルの鋭さは抜群で、最後はクオリティーの高い左足で確実に攻撃を仕上げる。サッスオーロでの好調ぶりをEUROでも示すことができるか。

フェデリコ・キエーザ(背番号14)
生年月日:1997年10月25日(23歳)
所属クラブ:ユベントス
20/21リーグ戦成績:33試合出場/9得点9アシスト
代表通算成績:25試合出場/1得点5アシスト

黄金期のセリエAで活躍したエンリコ・キエーザを父にもつサラブレッド。圧倒的な得点力を持っているわけではないが、爆発的なスピードとフィジカルの強さを誇っており、縦への突破力に関してはイタリア国内でも1、2位を争うほど凄まじいものがある。守備時の猛烈なプレスも見事だ。ちなみに先月、ロベルト・マンチーニ監督からは「セリエAで最も成長した選手」と絶賛された。

チーロ・インモービレ(背番号17)
生年月日:1990年2月20日(31歳)
所属クラブ:ラツィオ
20/21リーグ戦成績:35試合出場/20得点7アシスト
代表通算成績:46試合出場/13得点6アシスト

セリエA直近5シーズンで4回も20得点以上を叩き出してきたイタリア屈指の点取り屋だ。相手の守備ブロックをいとも簡単に攻略する抜け出しの上手さに水準以上のパワーも兼備。そして何より決定力が抜群に高いので、訪れたチャンスを逃すことが少ない。今大会の得点王候補の一人と見ていいだろう。大の飛行機嫌いで大のゲーム好きであることは有名な話。

フェデリコ・ベルナルデスキ(背番号20)
生年月日:1994年2月16日(27歳)
所属クラブ:ユベントス
20/21リーグ戦成績:27試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:30試合出場/6得点4アシスト

27歳のレフティーはユベントスで苦戦中だ。アンドレア・ピルロ監督の下では主にジョーカーとしてリーグ戦27試合に出場したが、精彩を欠きFWとしては屈辱的な0得点フィニッシュ。存在感は皆無だった。EURO本大会での期待値も決して大きいとは言えない。ちなみに先日、「ここ(イタリア代表)だと楽しめる」と発言し、ピルロ夫人の怒りを買った。

ジャコモ・ラスパドーリ(背番号22)
生年月日:2000年2月18日(21歳)
所属クラブ:サッスオーロ
20/21リーグ戦成績:27試合出場/6得点3アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点0アシスト

5月の時点でA代表は未経験だったが、ロベルト・マンチーニ監督から嬉しい「サプライズ招集」を受けることに。EURO本大会でスタメン起用される可能性は低いはずだが、切り札としてどこまで力を示せるか。セルヒオ・アグエロにインスピレーションを受けたという若きFWに、マンチーニ監督は「パオロ・ロッシのような活躍を見せてくれることを願っている」と期待を寄せる。

基本フォーメーション

▽GK
ジャンルイジ・ドンナルンマ

▽DF
アレッサンドロ・フロレンツィ
レオナルド・ボヌッチ
ジョルジョ・キエッリーニ
レオナルド・スピナッツォーラ

▽MF
ジョルジーニョ
ニコロ・バレッラ
マルコ・ヴェラッティ

▽FW
ドメニコ・ベラルディ
チーロ・インモービレ
ロレンツォ・インシーニェ

監督
ロベルト・マンチーニ

編集部

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