【アメフト】シルバースターがディアーズに逆転勝ち スーパー昇格に大きく前進

【アメフト】シルバースターがディアーズに逆転勝ち スーパー昇格に大きく前進

  • BBMスポーツ
  • 更新日:2021/10/14
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アメリカンフットボールのXリーグ「X1エリア」は、10月10日、富士通スタジアム川崎で第4節の2試合があった。3戦全勝同士のアサヒビールシルバースター対ディアーズフットボールクラブの一戦は、シルバースターがディアーズを破り、4勝(勝ち点12)とした。ディアーズは3勝1敗(勝ち点9)となった。

アサヒビールシルバースター●15-10○ディアーズフットボールクラブ

(2021年10月10日、富士通スタジアム川崎)

【得点経過】

ディアーズ 第1Q 2:57 K青木大介, 29ヤードFG

[0-3]

アサヒビール 第2Q 2:04 K梅垣光理, 26ヤードFG

[3-3]

アサヒビール 第2Q 11:53 K梅垣, 19ヤードFG

[6-3]

アサヒビール 第3Q 11:57 K梅垣, 27ヤードFG

[9-3]

ディアーズ 第4Q 6:12 QB大和田昌太郎→WR杉田有毅, 11ヤードTDパス (青木キック成功)

13回 64ヤード, 3:43 [9-10]

アサヒビール 第4Q 10:13 RB岩田和樹, 4ヤードTDラン (QB安藤和馬, 2点CVラン失敗)

8回 68ヤード, 4:01 [15-10]

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攻め続けたシルバースター、ディアーズ耐えきれず

来季からのX1スーパー昇格をかけた、X1エリア「3強」対決第1ラウンド。スコアを見ると接戦のようだが、現実にはシルバースターが、一方的に攻め続け、ディアーズディフェンスが耐え続けたというのが、試合の構図だった。

ディアーズは、試合のファーストドライブでフィールドゴール(FG)を奪った以外は、終盤まで、ほぼオフェンスが機能せず。第3Qは3回続けて3&アウトだった。率直に言って、オフェンスが点を取れそうにはとても見えなかった。

第4Q、ディアーズは勝負に出た。RB八代周のランで久々にファーストダウンを更新。そして、それまでほとんど使っていなかったWR樋之本彬をターゲットにQB大和田がパスを投げ込んだ。

樋之本は関学大時代はエースTEとして活躍、4年連続甲子園ボウルに優勝したが、卒業後は競技を離れていた。今春6年ぶりに復帰した元フットボールエリートは、2回のパスキャッチで29ヤードをゲイン、ディアーズがエンドゾーンまで13ヤードに迫った。

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3rdダウンで、大和田はエンドゾーン左に走り込んだWR杉田有毅にタッチダウン(TD)パスをヒット。この試合、両チーム初めてのTDとなった。エクストラポイントも成功し、10-9。ディアーズが逆転した。

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逆転されたシルバースターだが、焦りは無かった。時間は6分近く残っており、オフェンスはコンスタントにドライブしていた。時間をじっくり使って、可能であればTD、悪くてもFGを奪えばよかった。

今季初めてQBとして出場していた主将の安藤和馬が、落ち着いてオフェンスを指揮した。自陣内の3rdダウンでは、若きエースRB川村洋志のランでファーストダウンを更新。そして副将のWR小林一輝が36ヤード、8ヤードと2本のパスキャッチでレッドゾーンへ侵入した。

「キャプテンからバイスキャプテンへのパスが2本通った。チームを支える幹部のメンバーが結果を出してくれたのは大きかった」と、有馬隼人ヘッドコーチ(HC)はこの場面を振り返った。

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このドライブの仕上げはRB岩田和樹。法政大学の主将も務め、大学での実績は上だったが、今は川村の後塵を拝する岩田が、この試合チーム初のTDを上げて逆転した。アウトサイドゾーンのプレーで、OLが綺麗にブロックした穴の内側を走り抜けた。

エクストラポイントでは、シルバースターは7点差を狙って、2ポイントコンバージョンに挑んだが失敗。残り1分57秒からのディアーズオフェンスとなった。

ディアーズには反撃の力は残っていなかった。QB大和田は4thダウンで、右サイドライン沿いを走りあがった前田直輝にロングパスを狙ったが、失敗。試合は終わった。

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有馬HC「パスの精度、もう少し向上を」

試合を通じてシルバースターは、スキルポジションが活躍した。25歳のRB川村は、徹底的なマークにあいながらランで89ヤード、パスキャッチでも、実質ランに近いスクリーンパスで29ヤードを走るなど、54ヤードをゲインした。QB安藤は、「開幕時は、デプス上では4番手のQB」(有馬HC)だったが、調子を上げてこの試合に抜てき。前半は日大時代からの盟友・WR林雄太に鋭いパスを決めていた。

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それなのに、TDが奪えない、嫌な展開が続いた。

シルバースターは、前半の5回のドライブで計191ヤード、4回の得点チャンスのうち、FG失敗とエンドゾーン直前でのインターセプトで、FG2本の6点にとどまった。後半もオフェンスがドライブを続け、第3Qには2度レッドゾーンに攻め込んだが、FG1本だけだった。

QBだった時代から、有馬HCは、何回となくディアーズと戦ってきた。「後半の粘り強さ、大きなミスをしない、ゲインしてもTDを許してくれない。いつものディアーズの強さだなと思いながら戦っていた。それは当然予想していた」という。

第3Qまでに5回のレッドゾーンで、2FG成功、2FG失敗、1インターセプトで、TDなしという自軍オフェンスについては「エンドゾーン内でのキャッチミスが2本。技術面のズレがあった。パスの精度をもう少し上げていけばTDは取れる」と振り返った有馬HC。

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「ただ、レッドゾーン、特にゴール前10ヤードからのディフェンスに関しては、ディアーズはXリーグの中でも最も上手いチーム。フィールドが狭くなった状況で、穴を作らないというか、均等に守ることができる。そういう相手だとわかっていたので驚くことも無かった」と話していた。

ディアーズはがけっぷち

X1エリアは12チーム。総当たりリーグ戦ではないために、前シーズン(2019年)が下位で、対戦スケジュールが比較的緩いチームが勝利を重ねれば、勝ち点で上位チームを上回る可能性がある。X1スーパーに昇格するためには5勝1敗が目安で、4勝2敗では自力昇格が消える。下位で5勝するチームが出てしまえば、昇格は不可能となる。

シルバースターは残り2試合で4勝。昇格に大きく前進した。次節は10月24日の名古屋サイクロンズ戦。一方、3勝1敗となったディアーズは、がけっぷちに追い込まれた。10月24日のアサヒ飲料チャレンジャーズ戦にすべてをかける。

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アメリカンフットボール・マガジン編集部

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