不測の事態が起きた時、脳で何が起きている?脳内科医が教える「脳の暴走」をリセットする簡単な方法

不測の事態が起きた時、脳で何が起きている?脳内科医が教える「脳の暴走」をリセットする簡単な方法

  • ヨガジャーナルオンライン
  • 更新日:2022/08/06
No image

Adobe Stock

私たち現代人は日々、多くのストレスを抱えて生活をしています。そこへ、新型コロナウイルスの流行で生活スタイルも急激に変わりました。あまりにも大きな変化を迎え、脳の処理能力が心配になる今日この頃……。そこで、これまで1万人以上の脳画像診断を行ってきた脳内科医の加藤先生の最新著書『最強のウォーキング脳』(時事通信社)からウォーキングが今の時代にもたらす効果について学びましょう。

現代人の脳は情報処理に追いついていない?

人間は生まれてから歩くことでさまざまな情報を取り入れ、それらを処理できるしくみになっているそうです。やがて脳は大人になるにつれ、歩かなくても情報処理ができるように成長していきます。
しかし、情報処理が追いつかなくなるようなアクシデントに合った場合……たとえば、仕事で大きなミスをした、恋愛がうまくいかない、昨今のコロナ禍のように生活様式が大きく変わったなどが発生すると、私たちの脳はどうなるのでしょうか?

「悩みやトラブルは、運動脳とは違う思考系・理解系などの脳番地で起こり、そこが暴走することによってストレスが発生します。ですからその場合、歩くことによって一度リセットさせることが有効です。運動脳から脳を活性化させ、ストレスを解消させましょう」(加藤先生)

歩かない状態が続くと、思考系など他の脳番地が極端に働いてしまい、悩みやストレスを制御することが難しくなるそうです。

歩けない場合はどうなるの?

もし障害などがあり、歩くことが困難な方は心配ですね。そういった場合はどうしたらいいのでしょうか。

「歩けなくなったとしても運動脳を活性化させる方法はあります。それは、運動脳にある足以外の領域、たとえば口や手などを動かして刺激をすることです。また、車いすで移動することができれば、ウォーキングで得られる刺激をカバーすることができます。動くために計画を立てることで運動脳を活性化できることもわかっています」(加藤先生)

さらに加藤先生は、「運動のイマジネーションを働かせることにより、運動脳の取り巻く、理解系や視覚系の脳番地が活性化することも明らかになっています」と教えてくれました。

「ウォーキング」という最も身近な方法を続けることで、ストレス社会から解放され、脳を活性化できるとは驚きですね。ウォーキングの時間を計画し、実際に歩くことで脳の暴走を抑えましょう。

プロフィール:加藤俊徳先生

脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。昭和大学客員教授。MRI脳画像診断、発達障害・ADHDの診断・治療の専門家・脳番地トレーニングの提唱者。独自開発した加藤式脳画像診断法(MRI脳相診断)を用いて、小児から超高齢者まで1万人以上を診断。薬だけに頼らない治療の一環としてウォーキングを推奨している。最新著書は『最強のウォーキング脳』(‎時事通信社)。

No image

『最強のウォーキング脳』加藤俊徳・著(‎時事通信社)

ヨガジャーナルオンライン編集部

ストレスフルな現代人に「ヨガ的な解決」を提案するライフスタイル&ニュースメディア。"心地よい"自己や他者、社会とつながることをヨガの本質と捉え、自分らしさを見つけるための心身メンテナンスなどウェルビーイングを実現するための情報を発信。

Text by Nana Yasuda

ヨガジャーナルオンライン編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加