「時間がかかるうえに今まで通り使えなくなる」...スマホやPCの「OSアップデート」を実行したがらない人たちの本音

「時間がかかるうえに今まで通り使えなくなる」...スマホやPCの「OSアップデート」を実行したがらない人たちの本音

  • マネーポストWEB
  • 更新日:2023/03/19
No image

特に「メジャーアップデート」は時間がかかりがち…(イメージ)

スマートフォンやパソコンを使用していると、しばしば「システムアップデート」や「ソフトウェアアップデート」などといった形で、OSのバージョンアップを促す通知がなされる。アップデートを実行することで不具合が修正されたり、新機能が追加されたりするなど、セキュリティを高めるためにも重要なものだ。にもかかわらず、アップデートをしないまま使い続けているという人たちがいる。そんな“アップデートをしない人々”の事情に迫る。

【写真】「パソコンのOSのメジャーアップデートで5時間くらいかかったことがあって…」アップデートを敬遠する人も少なくない

スマホやパソコンのOSのアップデート作業では、再起動を繰り返すなど、時間がかかることも少なくない。それが煩わしいからという理由で、アップデートを回避するという人は少なくないようだ。会社員Aさん(30代男性)はこう話す。

「スマホのアップデートは、深夜など使用しない時間帯に実行するようにしていますが、パソコンの場合、結構時間もかかるし、アップデートの途中で何らかの不具合が起きてしまうこともあり、基本的には“終わるまでつきっきり”じゃないと不安です。

以前、パソコンのOSのメジャーアップデートで5時間くらいかかったことがあって、それ以来、アップデートにはものすごく時間がかかってしまうのではないかと思ってしまうので、なかなか踏み切れないんです。ネットで実際にアップデートをした人のレポートをみても、それぞれ違う。結局、実際にどれくらいの時間がかかるかわからず、仕事中には絶対に無理だし、OSのアップデートで休日を潰すのもイヤ。そんなこんなで、強制的にアップデートが必要になるまでは、放置するようになりました」(Aさん)

メジャーとマイナー

OSのアップデートには、大きく分けて「メジャーアップデート」と「マイナーアップデート」の2種類がある。

「メジャーアップデート」は大きく改良されるアップデートで、新機能の追加や大幅な性能向上、見た目や操作感の変化などを伴うことも多い。また、アップデート後のOSに対応していないアプリについては、使えなくなることもある。一方、「マイナーアップデート」は不具合の修正などの小規模なバージョンアップ。基本的には、見た目や操作感などは、ほとんど変化しない。

よくわからないまま「メジャーアップデート」をしてしまい失敗したというケースも。

「会社からノートパソコンを1台支給されて、仕事で使っています。以前、メジャーアップデートをしたら、仕事で使うテキストエディターのアプリが使えなくなったことがあるんですよ。アップデートをしたら、何がどう変わるかもわからないし、どうしてアップデートが必要なのかもよくわからないのですが、その一件以来“とりあえずアップデートはしないほうがいい”という認識です。

まあ、アップデートをしなくても、何の問題もなく使えているし、通知が出るのが気になるくらいで、不便なこともない。下手なことをして、今までできていた作業ができなくなるのが最悪なので、自分でアップデートはしません」(30代女性・会社員Bさん)

アップデート後の不具合

OSのアップデートは、基本的により快適かつ安全にスマホやパソコンを使えるようにするためのものだが、逆にそれによって不具合が発生することもあり、アップデートのリリース直後は、ネット上にさまざまな不具合が報告されるのが恒例行事のようにもなっている。自営業のCさん(40代男性)は、アップデート後の不具合で大変な目にあったという。

「スマホのメジャーアップデートをした後、カメラが使えなくなったり、ネットに繋がらなくなったりしたことがあります。そのときは、ネットで調べた対処法では上手くいかず、サポートに電話していろいろ対処法を探ったんですが、それでもダメで、最終的に初期化してどうにかスマホが使えるようになりました。アップデートだけの問題ではなかったみたいですが、ものすごく時間もかかったし、何よりデータも消えてしまったしで、最悪でした。

この経験から、基本的にスマホのアップデートがリリースされても“様子見”することにしています。アップデートして、不具合に見舞われたり、使いづらくなったりするくらいなら、そのまま機種変更するまで使い続けたほうがいいかな、という感じです」

アップデートをしたことで、ネット上のさまざまなサービスが使えなくなってしまった人もいる。会社員のDさん(40代男性)はこう話す。

「ツイッターとか、Netflixとか、普段はパソコンのブラウザでアクセスしていて、ログイン状態を継続したままなんですよ。でも、OSのアップデートをしたら、勝手にログアウトされてしまい、再度ログインしなければならないこともあるじゃないですか。以前そういう状況になったときに、パスワードが分からなくなり、なかなかログインできなかったんですよね。セキュリティが重要なのはわかりますが、アップデートをすることで、それまでの使いやすい状態が保たれないのは、本当に不便。だから、よっぽど追い込まれた状態にならない限りは、基本的にはアップデートはしません」

より便利になるはずのアップデートが原因で作業効率が落ちる可能性があるなら、アップデートを避けるという考え方も一理ある。一方で、アップデートにはセキュリティを高めるという意味もあり、安全にスマホやパソコンを使用するには不可欠でもある。使いやすさとセキュリティを天秤にかけながら、ベストな選択はなにか、ユーザーたちは頭を悩ませているようだ。(了)

マネーポストWEB

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加