二階堂ふみ「紅白紅組司会」高評価は“司会役”として演じこなした演技力の賜物!?

二階堂ふみ「紅白紅組司会」高評価は“司会役”として演じこなした演技力の賜物!?

  • 日刊大衆
  • 更新日:2021/01/12
No image

二階堂ふみ

テレビの中の女たちvol.41二階堂ふみ

コロナ禍の中、初めての無観客での開催となった昨年の『第71回NHK紅白歌合戦』(NHK総合、2020年12月31日)。

関連:宮沢りえ、鈴木京香の5作品を超える「大河ドラマ」最多出演アイドル出身女優は誰?

それが少なからず視聴者から好意的に受け止められたのは、歌の途中に胴体切断マジックが挟まるような従来の少々ヘンテコな演出が抑制され、歌手の歌を聴かせる方向に傾いたことがまずは大きいだろう。

加えて司会陣の力も大きかったはずだ。特に、紅組司会を務めた二階堂ふみに対しては、放送中も放送後もその司会ぶりに評価が集まっている。

総合司会の内村光良や白組司会の大泉洋との息のあった掛け合い、スムーズな曲紹介、歌の間に挟まる歌手紹介のVTRでの落ち着いたナレーション、盛り上げシーンでのはっちゃけ、特別企画として放送されたミュージカルシーンでの歌声、衣装の着こなし。さまざまな面で魅力的だった。

彼女は俳優業だけでなく、一時期はバラエティ番組でも活躍してきた。2016~2017年には、『ぐるナイ』(日本テレビ系)の中心コーナー「ゴチになります」でレギュラーを務めたこともある。

ゲスト出演時にはエピソードの披露にも事欠かない。「生まれ変わったら湯葉工場か生麩工場の娘に生まれたい」(『しゃべくり007』日本テレビ系、2018年2月5日)と語ったり。『タモリ倶楽部』の空耳アワーが好きで「幼稚園ぐらいから」見ていると答えたり(『タモリ倶楽部』テレビ朝日系、2013年8月16日)。上京後、お金がない時期は家に遊びに来る友だちに「お米を1人2合もってこさせたんですよ、入場料で」と語ったり(『TOKIOカケル』フジテレビ系、2014年12月10日)。

世代としては完全にズレているが、彼女は10代のころから光GENJIのファンで、特に好きなのは内海光司。内海からビデオメッセージが届けられた際は、「私のこと知ってらっしゃるんですか、みたいな。ご存知なんですか、みたいな。神が……」と絶句した(『おしゃれイズム』日本テレビ系、2019年9月15日)。その姿は、今回の『紅白』で椎名林檎に「大役を立派におつとめで……」と声をかけられたシーンを思い起こさせる。

バラエティ番組に積極的に出演していた理由について、彼女はこう語る。

「私をきっかけにひとりでも多くの人が劇場に足を運んでくれるんだったら。その可能性を広げたいなと思って。自分が有名になりたいとか、自分のポジションを確立させたいとかではなくて。劇場にただ足を運んでいただきたいっていう気持ちだけでしたね」(『ミュージック・ポートレイト』NHK Eテレ、2016年6月2日)

同業者の評価も高い。真木よう子は「ときどき、怖い目するんです」「イッちゃってるっていうのがわかります。圧倒されますね、やってても」と共演時を振り返る(『第38回日本アカデミー賞授賞式』日本テレビ系、2015年2月27日)。

竹中直人も同様に語る。「若いのに怖いんですよ。人を見透かすような目しやがって。ふざけんじゃねぇつんだよ。どんな芝居もスイスイこなしやがって。冗談じゃないですよ」(『SWITCHインタビュー 達人達』NHK Eテレ、2015年8月22日)

さまざまな側面を見せた今回の『紅白』での司会ぶり。あれもまた、彼女の演技力の賜物だったのかもしれない。少なくとも彼女の高い演技力は、共演者が少ないぶんさまざまな役回りを同時に担わなければならなかった今回の『紅白』司会にとって、欠かせない要素だったはずだ。

また、あくまでも司会として、無観客の会場を盛り上げながら歌手を引き立てる姿も印象的だった。自身にとっての演じることの意味について尋ねられた彼女は語る。

「現場が好きなんですよね多分。モノをつくるっていうことが好きで。自分が出るとか役がどうこうってこともすごく大事なんですけど、現場でスタッフの他の部の方々と、監督と、みんなでひとつの作品をつくるってことが好きで。あくまでも俳優部のひとりだから。役を演じる楽しさみたいなものもあるんですけど、割とモノづくりの感覚に近い」(同前)

高い演技力とモノづくりの一部門としての意識。今回の『紅白』を見応えのあるものにしたのは、そんな彼女の“司会役”によるところが小さくないように思う。

なお、『紅白』で共演した椎名林檎は「PVとか見てみたいですよね。すごいプロポーションいいんですよね」と、二階堂に楽曲提供をしてみたいと語ったことがある(『LIVE MONSTER』日本テレビ系、2014年11月9日)。いつか歌手として持ち歌で出場する彼女も見てみたい。

(文・飲用てれび)

いま一番読まれている記事を読む

飲用てれび

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加