池江、東京五輪出場へさらに一歩前進 “本命”100バタで4月日本選手権の参加標準記録突破/競泳

池江、東京五輪出場へさらに一歩前進 “本命”100バタで4月日本選手権の参加標準記録突破/競泳

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2021/02/21

競泳・東京都オープン第1日(20日、東京辰巳国際水泳場)白血病からの完全復活を目指す女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=が、実戦復帰後初めて100メートルバタフライに出場し、59秒44で3位に入った。東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権の参加標準記録を突破した。不倫問題で昨年末まで活動停止処分を受け、復帰2戦目となった男子の瀬戸大也(26)=TEAM DAIYA=は、400メートル個人メドレーで4分20秒41の低調なタイムで3位だった。

持ち味のラストのひと伸びは、この日も影を潜めた。池江はラスト5メートルをノーブレ(呼吸なし)で泳ぎ、勝利への執念を見せたが、2位の選手に0秒09競り負け59秒44で3位。レースに復帰してから5戦目で初めて、最も得意としてきた100メートルバタフライに出場したが、多くの課題が見えたレースになった。

「こんなにきつかったっけ? というレベルで、まだ(この種目に)出るのは早かったかなと。59秒3が目標で、それにも及ばず終わってしまった。力不足」

100メートルバタフライは、2016年リオデジャネイロ五輪で5位。その後も自己ベストを更新し続け、18年のパンパシフィック選手権で現在の日本記録となる56秒08をマークした。世界の頂点を狙える、最も力を注いできた種目でもあった。

レース前は不思議な感覚に陥った。この種目を最後に泳いだ19年1月13日から実に769日。得意としてきたバタフライを泳ぐ緊張と、電光掲示板に映るNR(日本記録)56秒08の文字。「あれが自分のタイムかと思うと、ちょっと考えられない。あんなタイムで泳いでいたのかって」。復帰後を第2の水泳人生と口にしてきたが、複雑な気持ちにさいなまれた。

東京五輪代表選考会を兼ねる4月の日本選手権に出場するための参加標準記録となる1分0秒29は、予選でクリア。決勝ではさらに0秒62タイムを上げた。これで50メートル自由形、100メートル自由形を合わせて計3種目で参加標準記録を突破した日本選手権の出場種目は、体の疲労度を見て来週中にも判断するという。

「100メートルバタフライでキツさを経験したので、逆に自由形に自信がついた」と前向きな様子も見せた。一歩ずつ着実に、新しい池江璃花子は成長している。(角かずみ)

No image

池江は本命種目のバタフライでも力強い泳ぎを披露した (代表撮影)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加