足柱、熱柱、鮪柱...巨人斬り狙うソフトバンクをあの人気漫画風に語ってみた

足柱、熱柱、鮪柱...巨人斬り狙うソフトバンクをあの人気漫画風に語ってみた

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2020/11/21
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時は令和。日本一を成し遂げた王、秋山の歴代両監督から託されたソフトバンクを平成最強の常勝軍団に押し上げた工藤監督は、プロ野球史を塗り替える準備の総仕上げに取りかかっていた。19年の日本シリーズで球団では60年ぶりに巨人を撃破。セ・リーグ王者を4連勝で蹴散らしたが、ソフトバンクはパ・リーグ2位からのシリーズ出場だった。真の意味で球界の盟主を倒しV9巨人以来の4年連続日本一へ。その悲願を成し遂げる時が訪れた。

用意した「巨倒隊」は強力だ。先陣を切ってマウンドに立つ千賀は球団の日本選手で99年第1戦工藤以来の2桁奪三振なるか。バッテリーを組む甲斐はシリーズ通算13試合で先発マスクをかぶり許盗塁が0、昨年は巨人をシリーズ最低打率(4試合)の1割7分6厘に抑え込み盗塁企図が0だった。試合の最後を締めるのは実家が漁師で「僕は投げなくなったら死んでしまう鮪(マグロ)」と自負する守護神の森。振、肩、鮪が呼吸を合わせ、岡本、丸、坂本らを擁する強力打線の前に立ちはだかる。

援護する打線も豪華な柱がそろう。7月に京セラドーム大阪で天井直撃認定アーチを放った柳田は驚の呼吸で仰天弾の再現に注目。技の呼吸で相手を翻弄(ほんろう)する中村晃はCSに続いてのダブルMVPが視野に入り、彫刻のごとき肉体美を誇るグラシアルは鋼の呼吸で外国人初の2年連続MVPに挑む。

熱の呼吸で観客をとりこにする松田宣はシリーズ7度目の出場で本塁打を放てば3戦全勝中。老練なベテランに加え、シリーズ初スタメンが確実な若手2人にも大暴れの予感が漂う。足の呼吸を操る周東はシリーズ記録を更新する4試合連続盗塁に期待。シーズンで柳田に次ぐ得点圏打率チーム2位の栗原は初の呼吸で初安打、初打点、初本塁打と快音連発なるか。

その昔、プロ野球は巨人を中心とするセの時代だった。シリーズは初開催の50年をパの毎日が制し、翌51年からセ球団が5連覇。56~59年にパ球団が4連覇して並んだのを最後に、60年からはセが対戦成績でリードし続けてきた。そして半世紀後の昨年、70回目のシリーズでソフトバンクが日本一となりセとパは優勝35回で並んだ。勝ち星の数ではパが逆転。21世紀に出場したシリーズで負けなしの7連続優勝中とパをリードしてきたソフトバンクには今年、実に70年ぶりのセ相手の勝ち越しが懸かっている。

時は流れて令和。セ界に打ちのめされて負ける意味を知ったパの弱者たちが、紅蓮華(ぐれんげ)のように真っ赤な闘志で時代の転換点を迎えようとしている。パの球団は13年楽天からシリーズ7連覇中、本拠地球場では13年の第7戦から17連勝中。栄華を誇ったV9巨人以来、パ初の4年連続日本一へ。特別な年の特別なシリーズを、ソフトバンクが「鬼滅の刃」で締めくくる。

◆鬼滅の刃(きめつのやいば) 週刊少年ジャンプで2016年2月~20年5月に連載された吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)作の人気漫画。大正時代、家族を鬼に殺された少年竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、生き残ったが鬼となった妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため奮闘する。鬼と闘う仲間たちは「柱」と呼ばれさまざまな呼吸を操る。コミックス、アニメ映画が記録的ヒットとなり、今年の新語・流行語大賞の候補にも選ばれている。

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