阪神D2位・伊藤将、虎4連勝導いたG斬りプロ1勝!輝とともに輝く“光投息子”や

阪神D2位・伊藤将、虎4連勝導いたG斬りプロ1勝!輝とともに輝く“光投息子”や

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  • 更新日:2021/04/08

(セ・リーグ、阪神7-1巨人、2回戦、阪神2勝、7日、甲子園)セ・リーグ一番星は虎のジャンボ! 阪神は巨人に7-1で快勝。先発のドラフト2位・伊藤将司投手(24)=JR東日本=が7回1失点で、球団新人史上初となるG戦初登板プロ初勝利を挙げた。チームは今季最長の4連勝で、巨人戦2連勝発進は9年ぶり。孝行息子で首位をキープや!

8089人から送られる拍手を燃料に変え、1球1球に力を振り絞った。伊藤将がG打線を封じ込め、セ・リーグの新人一番乗りで白星をゲット。人生初のお立ち台でがっちりとウイニングボールをつかみ「最高です!」と笑みを浮かべた。

「強打者がいるチームなので、その中で粘り強いピッチングができた。低めに集めて、打たせて取ることができたのでよかったです」

横浜高3年春以来、7年ぶりの甲子園のマウンド。堂々と、冷静に打者を打ち取った。ハイライトは二回。無死一塁で北村を142キロで空振り三振に斬ると、三回先頭の広岡まで4者連続三振を奪ってみせた。

「右打者にはカットとか、ツーシームでゴロを打たせたり、三振も取れたのでよかったと思う」

4-0の五回に梶谷に適時二塁打を許したが、それ以降は粘りの投球を続けて追加点は与えず。7回114球を投げ、6安打1失点でプロ初勝利。虎の新人が巨人戦初登板でプロ初白星を挙げるのは史上初の快挙だ。

昨季8勝16敗で9年連続で負け越した宿敵に今年は、2012年以来、9年ぶりの開幕2連勝スタート。その原動力となったルーキーの力投に矢野監督も「あまりルーキーということを考えさせないような、本当に肝のすわったピッチングをしてくれた」と絶賛した。

座右の銘とする「報恩謝徳(ほうおんしゃとく)」の言葉通り、24年間で支えてくれた人たちに送る白星だ。転機となったのは国際武道大時代。恩師・岩井美樹監督の存在が左腕を変えた。

大学ではより力を伝えやすくするために、右手を高く上げるフォームに変更した。それを見た岩井監督は「その投げ方のほうがしっくりくるんだろ? だったら自分の好きなようにやってみなさい」と言ってくれた。選手と向き合い、伸び伸びと育てる指導方法で才能が開花した。

しかし、4年時にチェンジアップを覚えたことでフォームが崩れて左肘を故障。大けがには至らなかったが、その影響でドラフト会議では指名漏れを経験した。悔しさに打ちひしがれる左腕の尻をたたき、背中を押したのも監督だった。

「けがをしてしまったのは、自分の責任。プロに行きたいのなら、都市対抗に東京都の第1代表で出場しなさい」

その言葉を胸に大学でマスターできなかったチェンジアップを社会人になって磨き上げ、JR東日本で都市対抗に出場。恩師との約束を果たし、小学校から夢だったプロ入りの実現をした。

将司という名前は、プロゴルファーの“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司から、ゴルフ好きだった父に名付けられた。「ジャンボ尾崎さんに負けないぐらい有名になれるように頑張りたい」。初勝利を手にし、ようやくスタートラインに立った。これからジャンボをも超える球界を代表するスターへと成長する。(織原祥平)

伊藤 将司(いとう・まさし)

1996(平成8)年5月8日生まれ、24歳。千葉県出身。横浜高では2年夏、3年春に甲子園出場。3年夏は県大会準決勝敗退。国際武道大に進み、1年秋から千葉県大学リーグで登板。大学通算24勝。2、3年時に大学日本代表に選出された。JR東日本では1年目から主に先発で登板。2021年D2位で阪神入団。今季は2試合に登板し、1勝0敗、防御率2・25。契約金7000万円、年俸1300万円。左投げ左打ち。178センチ、85キロ。背番号27。

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巨人打線を相手に粘り強い投球をみせた伊藤将。セ・リーグの新人で一番星をつかんだ(撮影・水島啓輔)

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