田中泯を犬童一心が追った『名付けようのない踊り』釜山国際映画祭正式出品

田中泯を犬童一心が追った『名付けようのない踊り』釜山国際映画祭正式出品

  • CINRA.NET
  • 更新日:2021/09/17
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『名付けようのない踊り』 ©2021「名付けようのない踊り」製作委員会

犬童一心監督、脚本の映画『名付けようのない踊り』が『第26回釜山国際映画祭』ワイドアングル:ドキュメンタリー・コンペ部門に正式出品される。

2022年に公開される同作は、ダンス歴3000回を超えるダンサー田中泯を追ったドキュメンタリー。田中泯が2017年8月から2019年11月までの間に5か国48か所で披露した90の踊りの一部と、山村浩二によるアニメーションで構成される。共演者は石原淋、中村達也、大友良英、ライコー・フェリックス、松岡正剛。音楽を上野耕路が手掛けた。

ワイドアングル:ドキュメンタリー・コンペ部門には、世界中から寄せられた応募作の中から10作品のみが出品。日本映画は同作のみとなる。犬童監督の作品が『釜山国際映画祭』で上映されるのは『メゾン・ド・ヒミコ』『グーグーだって猫である』に続いて3度目。

田中泯のコメント

初めての映画出演が57歳。『たそがれ清兵衛』という侍映画で、時代に翻弄された剣豪の侍を演じました。その後に『メゾン・ド・ヒミコ』という映画でトランスジェンダーのヒミコ役を僕に要求してきたのが犬童一心監督でした。以来、犬童監督は僕の踊りをとにかくたくさん見続けてくれた観客の一人でありました。さて…僕は一人のダンサーです。僕を知る人は映画の中の俳優の田中泯を知っている人が大多数かと思います。でも僕は踊りに心の底から惚れたダンサーです。戦後の日本が、いや世界中が変わろうとしていた60年代から僕なりに続けてきたわがままな表現が、カラダだけで存在を表わすダンスでした。こんな形で僕の人生の大事な一部分が映画になっていることを、今の僕にはどこか恥ずかしく嬉しい気持ちがしています。犬童監督の作品として多くの人にダンサーの生きる一例を見てもらえると嬉しいかな…と思います!

犬童一心監督のコメント

『名付けようのない踊り』が釜山国際映画祭で上映される日をずっと心に描いていたので、本当に嬉しいです。私の作品『ジョゼと虎と魚たち』を発見してくれて、それ以来ずっと支えてくれた韓国の皆さんが、この映画の最初の観客であることもとても自然に感じました。田中泯さんの胸騒ぎに満ちた日々、圧巻のダンスをスクリーンで是非堪能してください。この作品のじっくりゆっくり静かな時間の流れを思う存分味わってください。

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