宇宙を見据える巨大電波望遠鏡「中国天眼」

宇宙を見据える巨大電波望遠鏡「中国天眼」

  • 新華社通信
  • 更新日:2022/01/15
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宇宙を見据える巨大電波望遠鏡「中国天眼」

【新華社貴陽1月15日】中国貴州省にある500メートル球面電波望遠鏡(FAST、通称「中国天眼」)は、2020年1月11日に稼働し、低・中周波電波天文分野で有数の観測装置となった。

「中国天眼」は、著名天文学者、南仁東(なん・じんとう)氏ら科学者が、宇宙の歴史をさかのぼるために独自に設計・建造した次世代巨大電波望遠鏡として知られる。単口径では世界最大かつ最も感度の高い電波望遠鏡であり、人類が効果的に探査できる宇宙空間の範囲を大幅に広げた。

「中国天眼」は21年、天の川銀河(銀河系)の中心から7万1800光年離れた場所に、1万6300光年にわたって広がる中性水素構造を発見。中国の天文学者が「香蒲(ガマ)」と名付けたこの構造は、銀河系で最も遠く、最も長さのある巨大フィラメント構造であるか、新しい渦状腕であると考えられている。

「中国天眼」は今後、高速電波バーストの起源と物理メカニズム、中性水素宇宙研究、パルサー探索と物理研究、パルサータイミング、低周波重力波検出などの分野で、宇宙に対する理解を深める科学的成果を生み出していく。(記者/劉勤兵、斉健)

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