
TSSテレビ新広島
消費者庁の業務禁止命令が出ていたにもかかわらず、USBメモリー購入の勧誘を繰り返した疑いで県警は、会社役員ら2人を逮捕しました。一連の勧誘で集めた金は全国で1000億円を超えるとみられています。
特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都の会社役員、赤崎達臣(さきは立つさき)容疑者(60)と福岡市の自称・自営業、岡本和哉容疑者(54)です。
警察によりますと、2人は別の1人と共謀し、2019年7月からおよそ3年間、消費者庁から業務禁止命令が出ていたにもかかわらず、2020年6月と9月、広島県や岡山県のホテルでセミナーを開き、「多様なアプリが入ったUSBメモリを購入して第三者にレンタルすると利益を得られる」といった勧誘を繰り返した疑いがもたれています。
警察は捜査に支障が出るとして2人の認否を明らかにしていません。
事件は、おととし、告発を受けたけいさつが会社の捜索を行い発覚。共犯とみられる別の1人の行方を追っています。
勧誘は全国で行われ、赤崎容疑者らが集めた金は、少なくとも1000億円を超えるとみられています。
警察は、動機とともに余罪についても詳し調べています。