食べ過ぎても便秘になる!? 秋に注意したい便秘の対策は

食べ過ぎても便秘になる!? 秋に注意したい便秘の対策は

  • ウェザーニュース
  • 更新日:2021/10/14
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2021/10/14 04:00 ウェザーニュース

秋の入り口から真冬までの間は、便秘になりやすい時期だと言われています。その理由と対策を、草間かほるクリニック(東京・麻布十番)の草間香院長に伺いました。

便秘の原因は? なぜ秋に注意なのか?

まず、これからの季節に便秘が多くなるのは、なぜなのでしょうか?

「秋に便秘になりやすいのは、一般的に“寒暖差に体がついていけなくなるから”“食欲の秋なので食べ物がおいしく、つい食べ過ぎて腸に負担がかかるから”などの原因が挙げられます。

そのほかにも“寒くなる頃から陥りやすい運動不足”“後手後手になりがちな冷え性対策”“夏場に比べて水分補給への意識が低くなること”などが原因で、便秘が起こりやすくなるのです」(草間院長)

人間の腸はとてもデリケートな臓器なので、ちょっとした環境(気候や身体)の変化で働きがアンバランスになってしまうそうです。

では、どうすればこれからの季節に多い便秘を防げるのか、さらに草間院長に伺いました。

便秘を防ぐ生活習慣

「便秘にならないためには、次の3つが大切なポイントとなります。

1つめは、ストレスを溜めないこと。季節の変わり目は心身が不安定になりがちです。適度な運動を行ったり十分休息をとったりすることで、リフレッシュを図ってください。

2つめは、体を冷やさないこと。通勤や買い物などの外出時は、気温の変化に備えて服を慎重に選び、寒さ対策を意識しましょう。温かい飲み物を摂ることも大切です。

3つめは、正しい生活リズムを守ること。決められた時間に食事や睡眠をきちんととり、できるだけ規則正しい排便を心掛けてください」(草間院長)

腸内環境を整える食事とは

毎日決まったタイミング(朝食後など)でトイレに座る習慣を身につけることは便秘予防に必要ですが、それ以前に大切なのは「何を食べるか」だと草間院長は語ります。

「私たちの腸の中には、常在菌と呼ばれる菌が100兆個以上住んでいて、善玉菌、悪玉菌、どちらにも傾く日和見菌に分けられます。このうち善玉菌を増やす食生活をしなければ、便秘は防げません。

善玉菌の代表格は、乳酸菌やビフィズス菌です。これらを摂ると便通がよくなるだけでなく、免疫力が高まって痔の予防にもつながります。ビフィズス菌を多く含む食べ物はヨーグルトや乳酸飲料ですが、納豆やぬか漬けなどの発酵食品にも多く含まれています」(草間院長)

ビフィズス菌はキムチにも含まれていますが、辛味成分が強いので痔を患っている人は避けたほうがいいそうです。

「さらにいい便をつくるためには、食物繊維が欠かせません。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。その違いをよく理解してください」(草間院長)

●不溶性食物繊維
水に溶けない成分で、便の量を増す働きをするもの。腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にして、排便のリズムを整える働きもある。
▼イモ類、キノコ類、豆類や大豆製品、穀物、ゴボウなどの野菜類

●水溶性食物繊維
水に溶けてゲル状になる成分で、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やすもの。腸に与える刺激が少なく、下痢の予防にも効果がある。
▼海藻類、こんにゃく、果物類、タマネギ、ニンニク、ネギなどの野菜類

「便秘の原因が、ストレスなどで腸の動きがアンバランスになる過敏性大腸炎からきている場合、不溶性食物繊維を摂り過ぎると悪化しがちです。お腹の調子が良くないときは、不溶性食物繊維の摂り過ぎに注意する必要があります」(草間院長)

不溶性食物繊維は、食べ過ぎても便秘になるというのです。食物繊維の2つの働きをよく理解して、秋の味覚を楽しんでください。

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