[パリ 20日 ロイター] - 来年の五輪のためにパリを訪れる観光客には、当地で高騰するホテル宿泊費が重くのしかかることになりそうだ。
パリ観光局の報告書によると、来年夏のホテル宿泊費は今年と比べて314%も高くなるという。パリでは今年7月のホテル平均宿泊費が1泊169ユーロ(約2万7000円)だったのに対し、来年は699ユーロまで上がると予想されている。
2つ星ホテルの宿泊費上昇率は366%、3つ星ホテルは475%にもなるという。
報告書は「まだ66%ものホテルが五輪期間(来年7月26日─8月11日)の予約受け付けを開始していない」とし、対応の遅さを指摘している。
また、フランスでは違法な民泊を取り締まる法律が可決される見通しで、五輪期間中、観光客は宿泊先の手配に苦労することが予想される。