
大阪・ミナミの繁華街でカニのオブジェが壊される被害がありました。防犯カメラには2人組がカニを蹴ったり揺らしたりという一部始終が捉えられています。
道路に落ちたカニの足。ところどころ壊れています。大阪・道頓堀の名物、飲食店のオブジェの1つでカニ料理店に飾られていましたが、5日早朝に何者かに壊されました。
その一部始終を防犯カメラが捉えていました。
ひとけのない商店街。2人組の1人がカニに近付き、揺らしたり蹴ったりしています。もう1人は、こうした様子をカメラで撮っているのでしょうか。さらに、何かを促しているようにも見えます。
この直後でした。カニから手を離すと一目散に逃げ出したのです。
いたずらの範疇(はんちゅう)を超えた破壊行為に、カニ料理店の社長は怒りを隠せません。
大阪かに源・武田源社長:「こういうご時世で皆、苦労してる。こういうことは人として絶対許せないです」
オブジェは制作に150万円ほどかかったといいます。開業当時から店のシンボルで、何より大阪の街を活気付ける存在です。
それをなぜ…。
カニ料理店の社長によりますと、新型コロナウイルスによる時短営業が始まってから街の治安が悪くなったといいます。
大阪かに源・武田源社長:「(外出する)人出が減り、目撃者も少なくなっているのでは」
ただ、防犯カメラは動いています。モザイクで隠しましたが、顔は、はっきり見えています。
警察は器物損壊の疑いで捜査をしています。