中国軍、異例の4日連続中間線越え 台湾本島攻撃を想定か

中国軍、異例の4日連続中間線越え 台湾本島攻撃を想定か

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/08/06
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中国CCTVの映像に映る飛翔体発射の様子=2022年8月4日、CCTV提供・AP

ペロシ米下院議長(民主党)の訪台に反発して台湾周辺で軍事演習を続ける中国軍は演習3日目となる6日、「陸地への攻撃」を含む訓練を実施した。台湾方面を管轄する軍東部戦区が発表した。台湾国防部(国防省)は、台湾本島への攻撃を想定した模擬演習とみて警戒を強めている。

能力誇示? 中国軍事演習は台湾への「懲罰」か

国防部の発表によると、6日の演習では、多数の中国軍機や軍艦が台湾海峡周辺で活動し、一部が中台の事実上の停戦ラインである台湾海峡の中間線を越えた。中間線越えによる威嚇は演習前の中国軍機の進入を含め、4日連続。台湾軍は警告を出すとともに軍艦を派遣するなどして対応にあたった。中国福建省アモイ市の沖合にある台湾の金門島付近では、5日夜にドローン延べ7機が上空を通過しており、中国軍が飛来させた可能性がある。

演習前の3日には、中国軍機延べ27機が台湾の防空識別圏(ADIZ)に進入し、うち22機が中間線を越えた。軍機の中間線越えは、4日に延べ22機、5日に延べ30機、6日に延べ14機。複数の軍機が連日、中間線を突破するのは異例だ。

中国国営の中央テレビによると、孟祥青・国防大教授は中間線について「我々はいわゆる『中間線』を認めたことはない」との見解を示しており、今回の演習を通じて中間線の形骸化を図っているとみられる。

台湾の蔡英文総統は5日、フェイスブックで「台湾軍が市民の安全を守るために最大限の努力をしている。落ち着いていつも通りの生活を送ってほしい」と呼びかけた。【北京・岡崎英遠、台北・岡村崇】

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