
Cygames 佐賀スタジオがデザインしたポスター=佐賀市教育委員会提供
佐賀市選挙管理委員会は、参院選を前に若者の選挙への関心を高めようと啓発ポスターを制作した。ゲーム企画開発会社「Cygames(サイゲームス)」(東京都渋谷区)の拠点の一つでゲームのイラスト・デザイン制作を手がける「Cygames 佐賀スタジオ」(佐賀市)がデザインした。
ポスターのキャッチコピーは「PLAY選挙!」で、地域の特性や特色から着想を得たオリジナルキャラクター10人が登場する。キャラクターは、ぬるめのお湯とぬるぬるとした肌触りの古湯・熊の川温泉から「古熊ぬる」、海の幸が多い有明海から「有明さち」などだ。キャラクターの選択画面がイメージされ、「推しキャラ」を選択するゲームの設定を選挙の仕組みと重ね合わせた。
B2サイズで、400枚を学校や商業施設に配布している。
市選管の担当者は「若い世代の目を引くようなキャラクターを作っていただいた。ポスターが選挙に関心を持つ入り口になったらいい」と期待している。
市選管によると、2021年の衆院選の年代別投票率(小選挙区)は、最高が70代の70.76%で60代が69.13%と続いた。一方で20代は最低の31.20%、10代も35.33%にとどまった。【山口響】
毎日新聞