【明日の金ロー】ハリーらが「大人の階段」を昇り始める「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

【明日の金ロー】ハリーらが「大人の階段」を昇り始める「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

  • スポーツ報知
  • 更新日:2021/11/25
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26日と12月3日の金曜ロードショー(後9時)は、ファンタジー映画「ハリー・ポッター」シリーズを2週連続で放送。26日は、第4作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005年)が枠を30分拡大して放送される。

映画に先駆けて本作の原作本が日本で発売されたのは、1作目の「―賢者の石」が公開された後の02年10月。まさに「ハリポタブーム」が沸き起こっていた時期で、上下セット3800円という高価ながら、初版230万部という驚異的なベストセラーとなった。

物語の軸は、世界の三大魔法学校が魔力を競い合う対抗試合。各校からそれぞれ1人ずつ代表が選出されるが、なぜか立候補をしていなかったハリーも代表に選ばれてしまい、試練に挑むことになる。ライバルたちとしのぎを削る中、ついに因縁の敵であるヴォルデモートの姿が現実のものとなる…というストーリーとなっている。

「ハリー・ポッター」シリーズは全7作(「―死の秘宝」はPART1、2があるので、映画としては8作品)あることから、4作目の本作は”折り返し地点”。ハリーを筆頭とした主人公らの冒険譚(たん)だった過去3作から、本作以降はハリーとヴォルデモートとの宿命の戦いにテーマが移っていく。米国ではシリーズで初めて「PG―13」(13歳未満の子供が見る場合は、保護者の指導が望ましい作品)に指定された。

ストーリーにおいて本作が「転換期」となったように、登場人物たちの「成長」においても大きな変化が訪れているのも特徴といえる。物語の中では14歳という設定だが、この年齢は心身共に大人への階段を昇り始める時期。ハリーは別のクラスにいるチョウ・チャンに初恋を抱き、「絶対にこの2人はくっつくだろ…」と思っていた(!?)ハーマイオニーとは微妙な仲に。さらに、親友だったロンとはささいなことから一時、対立する。恋愛、友情、大人への反発が描かれる点では、子供たちよりもむしろ大人向けと言えるかもしれない。

ちなみに、米映画興収データベースサイト「THE NUMBERS」によると、同シリーズの世界興収は「―賢者の石」から3作目の「―アズカバンの囚人」まで徐々に下がっていたのが、本作でストップ。5作目以降で再び上昇していく。もちろん、ハリーを演じたダニエル・ラドクリフらの肉体的成長に応じた「方針転換」という意味合いもあっただろうが、本作でシリーズ全体の”モデルチェンジ”が成功したといっていいだろう。(高柳 哲人)

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