美容としての自毛植毛|コロナ禍で変化する薄毛治療と、新たな活用法

美容としての自毛植毛|コロナ禍で変化する薄毛治療と、新たな活用法

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  • 更新日:2020/11/20
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今や一般化したとも言えるリモート環境では、主に胸から上だけが映る状況で自分を表現する機会が増えている。そんな中、リモートをきっかけとした「髪の悩み」についても変化が起こっているという。
『本気で薄毛に向き合う人が読む本』(KKベストセラーズ)の著者であり、自毛植毛の権威とも称される「親和クリニック」の総院長・音田正光医師(以後「音田氏」と表記)に話を聞いた。

■リモート環境が生み出した植毛の美容ニーズ

コロナウイルスの感染拡大が第3波の様相を呈してきていることもあり、「リモート化」は今後も継続する可能性が高いと予想される。長期化したリモート社会は私たちの生活や仕事に「外見偏重」という変化をもたらしたが、人の第一印象を左右する「髪」に関しては、これまでと異なる悩みとニーズも顕在化してきているという。

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自毛植毛の権威「親和クリニック」総院長・音田正光医師

「リモートが定着したことで『髪』が人に与える印象は格段に強まりました。その結果、従来の薄毛治療とともに女性の来院数や、生え際や額の形を整えたいというニーズが増えてきていると感じます」(音田氏)

リモート環境においては、その人が持つ雰囲気やニュアンスはあまり関係なく、モニターに映る顔が印象の9割を占める。ましてやマスク着用が事実上義務化された今は、鼻から上の「見た目」が第一印象に直結するため、髪の毛への意識が高まるのは自然な流れともいえる。しかし、なぜ女性が増えているのか。また、生え際や額の形を整えるというのはどういうことなのだろうか。

「ヘアライン(生え際)を下げることで額が狭くなり、小顔に見える効果が得られます。また、生え際を円形に整えることで、柔らかく若々しい印象になります。いずれも、リモートでの『映り』を気にされた方からのご相談が多く、これまでの薄毛治療とは異なる、いわば美容領域のニーズとも言えます。中には眉毛の植毛を希望する方もいらっしゃるなど、リモートをきっかけとした思いがけない需要に驚いていますが、私たちの自毛植毛技術がお役に立てるのであれば嬉しいです」(音田氏)

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施術前(上)と施術後(下・1年経過)の生え際の比較

どうやら薄毛治療を目的として進化した自毛植毛は、「マイナスからの治療」だけではなく「プラスへの美容」としても活用されはじめているようだ。親和クリニックでの女性来院数は昨年比で約3%増、現在もゆるやかな増加傾向にあるらしい。
なお、生え際を1cm下げるのであれば、約1,000株の移植で施術時間はおよそ3時間。女性にとっては美容院感覚でカジュアルに施術を受けられることも、増加の理由だと考えられる。

■髪の悩みを解決するなら「今のうち」

また、リモートをきっかけに薄毛治療を「決心」する人も多いという。治療を検討しつつも人目が気になっていた方にとって、今は髪の問題を解決する絶好の時期なのだとか。

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「営業職の方などに顕著ですが、頻繁に人に会われる方はなかなか治療をするタイミングが無かったとおっしゃいます。ところが、在宅勤務も増えた今なら…と治療に踏み切る方が増えています」(音田氏)

自毛植毛はメスを使わず、翌日にはシャンプーが可能な上、高い生着率で仕上がりも自然な治療法だ。しかし、術後には一時的とはいえ「ショックロス」という抜け毛症状が出ることなどもあり、対面で仕事をする方にとってはハードルが高かったのが現実だ。そういった方が「植毛するなら今のうち」と考えているのは頷ける。また、この「人に会う機会が少ない」ことを好機と捉えた20~30代の若年層の来院数も増加傾向にあるという。
ただし、治療の際には効果を最大化するために、いくつかの注意が必要だ。

「頭皮や毛量、生え方は一人ひとり違います。どの毛をどこに移植するかは状態を見ながら、適宜調整しつつ行う必要があります。これは、安価な機械的なロボットには不可能な作業ですので、治療をお考えであれば、確かな技術力を持ったクリニックへご相談していただきたいです」(音田氏)

髪の悩みに関する情報は玉石混交、溢れている。正しい情報と、適切なパートナー選びには慎重を期してもらいたい。

■髪の課題解決がもたらすもの

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そもそも薄毛は病気ではなく、髪の悩みには定義もない。だからこそ、治療であれ美容であれ、自分にとってそれが悩みであれば改善すれば良いと音田氏は話す。悩みが解消されることで、公私ともに自信を持った生活や人生へつながるからだ。

「外見に自信を持つことで、ポジティブなマインドへと変わることが薄毛治療のゴールです。恋愛に積極的になれた、仕事に対して度胸がついた。大げさに聞こえるかもしれませんが、髪を再分配する自毛植毛によって、髪だけではなく人生すら変わることもあります。特に若い方や女性は薄毛の悩みを解消することで、多くの可能性が拓かれる印象があります」(音田氏)

自毛植毛がもたらしてくれるのはフサフサの毛髪だけではなく、人生を好転させる自信でもあるようだ。

かつては治らなかった「薄毛」は治せる時代に入り、その技術を活用した美容としての植毛もはじまっている。永く厳しいコロナ禍ではあるが、髪の悩みを抱える人にとって、選択肢は増えていると言えるだろう。
ただし、「薄毛は放置しておくとどんどん進行してしまう」ことを忘れないでいただきたい。

音田 正光

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