淡路島から出航!鳴門海峡の「渦潮」が目の前に!【うずしおクルーズ】

淡路島から出航!鳴門海峡の「渦潮」が目の前に!【うずしおクルーズ】

  • トリップノート
  • 更新日:2021/10/17
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淡路島と四国に挟まれた鳴門海峡は、「渦潮(うずしお)」が発生する場所。ここは、なんと世界3大潮流の一つなんです!そんな渦潮をまさに目の前で見ることができる観潮船「うずしおクルーズ」の楽しみ方をご紹介いたします。

世界でも最大級の「渦潮」が見られる淡路島「うずしおクルーズ」

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「渦潮(うずしお)」とは、その名の通り海上に現れる渦のことです。海峡など海幅が狭いところに発生することが多いため、島が多い日本では全国各地で見られるのですが、日本最大級の渦が出現するのが淡路島と四国(鳴門)の間にある 鳴門海峡 。

しかも、日本で最大級というだけではなく、世界的に見ても最大級なんです。世界三大潮流 では1位ですし、世界の渦潮の大きさ でもダントツ1位!

そんな 鳴門海峡の渦潮 が見られるクルーズ船が、淡路島の南あわじ市、もしくは徳島の鳴門市から出ています。今回ご紹介するのは 淡路島発の「うずしおクルーズ」!

「海の駅 福良」を目指しましょう

「うずしおクルーズ」の乗り場は、福良港の「海の駅 福良」にあります。この港は昔から貨物船港や漁港として活用されてきましたが、今は鳴門海峡へ渦潮を見に行く観光船で賑わっています。

車で来られる方は、「海の駅 福良」を目的地にして、車も道の駅の駐車場に停めればOK!もちろん駐車料金は無料です。また、道の駅の周囲にも無料の駐車場がたくさんあります。

「海の駅 福良」はクルーズ船で賑わっていることもあり、周囲には観光スポットも多々ありますので、後ほどご紹介します。

【スポット情報】

うずしおドームなないろ館(道の駅 福良)

乗船チケットはインターネット購入がオススメ

料金は、税込で大人(中学生以上)2,500円、子供(小学生)1,000円、幼児(小学生未満)は大人1名につき1名無料で、超える人数は子供料金となります。ペットは顔がすっぽり入るゲージやバッグに入れれば無料で同乗できます。

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チケットは「道の駅 福良」の敷地内にある「うずしおドームなないろ館」で当日購入もできますが、オススメなのは インターネット購入(クレジット決済のみ)。というのも、ホームページの時刻表で、渦潮が出現しやすい時間や、希望の日時が満席かどうかをチェックした上で予約できるからです。

渦潮は常に出現するわけではなく、潮の満ち引き、大潮に近いかどうかで見られる確率が変わるため、「渦潮を絶対見たい!」という人は、その時刻表は要チェック!

また、2つある船(後ほど船もご紹介します)は本来ならそれぞれ定員500人、700人という大型船ですが、コロナ渦においては蜜を避けるべく 定員230人 と人数制限をしています(2021年10月11日現在)。減便もしているそうなので、当日購入しようとして満席だった…ということのないよう、インターネット購入が安心できるかと思います。

チケット発券は出航30分前に!

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インターネット購入した方は、出航時間の30分前 までに、「うずしおドームなないろ館」でチケットを発券しなければならないので、時間にはお気をつけください。

乗船する人も、出航時間の30分ほど前から入口に並び出すため、船内で渦潮が見やすい場所を確保したい方は早めに行くのが◎です。

大型船は2種類「咸臨丸」と「日本丸」

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鳴門海峡は、先ほどもご紹介した通り、潮の流れ(潮流)の速さが 世界三大潮流 でもある、とても荒々しい海です。でも、「うずしおクルーズ」の船は大型船で安定しているので、大きな揺れは感じず安心。

その大型船は2つ、「咸臨丸(かんりんまる)」と「日本丸」です。自分が乗りたい時間によってどちらかの船になるかは決まっています。

どちらも レプリカ船 ではありますが、とても立派!ゆったり座れる椅子のある船内スペース、海風が心地よいアッパーデッキ、雨が降っても安心の屋根もついているデッキもあるので、クルーズを目一杯楽しめます。

いろんなところで活躍している「日本丸」

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今回、筆者が乗船したのは「日本丸」です。本物である初代日本丸は、1930年に神戸で建造。今もその後継船は日本を代表する練習用帆船の一つとして活躍しています。

「うずしおクルーズ」で運行しているレプリカの日本丸も、夏には各地の花火大会へのチャーター便や、企業パーティでの貸切船など、さまざまな形で運行しているそうです。

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アッパーデッキ は、船の最上階で海風が気持ちよく感じられます。やっぱりマストのある船の雰囲気って良いですね。中央には日陰のあるウッドテーブル席もあるので、譲り合って使いましょう。

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アッパーデッキの1階下にある メインデッキ は、船室でゆったりくつろげます。また、船室の周囲には屋根のあるウッドデッキがあり、アッパーデッキより海面に近い分、海の迫力をより近く感じられます。

一番下の階にある アンダーデッキ は小さな窓があるのみですが、足がゆったり伸ばせる畳があります。

歴史的に有名な「咸臨丸」

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「咸臨丸(かんりんまる)」、この名前にピンときた方は、幕末、勝海舟 に詳しいのではないでしょうか。 本物の 咸臨丸 は、1856年にオランダで造られたのち長崎に送られ、江戸幕府の軍艦として活躍しました。

幕府の武士であり政治家でもある 勝海舟 が、日本人として初めて太平洋を渡ってアメリカはサンフランシスコへ渡った船としても有名で、船内には歴史が学べるコーナーもあります。

約60分の充実コース

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さあ!いよいよ、出航です。福良港を出てから、渦潮が発生する鳴門海峡までは 片道約20分。その間、船に同船しているMCさんが、周囲に見える景色や鳴門海峡の渦潮について解説してくれます。海の景色、そして心地よい海風を感じながら、ぜひMCさんの言葉も聞いてみてくださいね。

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渦潮が発生するのは、淡路島と四国を繋いでいる 大鳴門橋 の周辺。その橋が見えて来ると、乗客もざわめき始め、みんなデッキに出てきます。船の進路は、通常は最初に右側に渦潮が見えるように進みます。

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だんだん船が荒波に進んで行くのがわかり、水面も明らかにぼこぼこしてきます。これは渦が終わった後に、下から海水が浮き上がって来る現象。

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大鳴門橋 の真下に近づくと、あちこちで渦が見えます。渦は、ずーっと長い間出現するのではなく、大体は数秒でなくなってしまうので「あっちに出た!こっちにも出た!」という感じ。

でも、満潮で大潮など、ものすごい良い条件が整えば、直径20m 規模の渦潮も見られるそうで、それが「世界一の渦の大きさ!」と評価されているのですね。

このあたりで20分近く、船は渦が見られるよう進んでくれます。そして、帰りも20分かけて港に戻ります。

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ちなみに、戻る時はみんな渦を見られた満足感でデッキから離れて見逃しがちですが、その時に見られる 大鳴門橋 が映える鳴門海峡の景色は、とっても良い場所(船の最後尾)から見られるので、何気に絶好の写真撮影タイムです。お見逃しなく!

【スポット情報】

うずしおクルーズ

渦潮はなぜ発生するのか?!

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さて、これまで軽く渦潮についてご紹介してきましたが、クルーズに行く前に “渦潮はなぜ鳴門海峡で発生するのか?” についてもっと知って、より一層楽しみませんか?

渦潮が発生するのは「超早い流れ」が遅い流れを巻き込むから

渦潮が発生するワケですが、例えば想像してみてください、自分が歩いているすぐそばを、後ろから猛スピードの車が走り抜ける時。ものすごい風が自分を取り巻き、体の感覚としては車が走った側の反対方向にクルっと回りそうになりますよね。

それと同じ現象が、鳴門海峡で起こっています。鳴門海峡はたったの1.3km。海水がその狭い所を、瀬戸内海から太平洋にドバーー!!っとものすごい勢いで流れ出る時、太平洋の遅い流れの中を突っ切るので、「早い流れ」が「遅い流れ」をクルクルっと回らせてしまうんです。これが 渦潮 です。

なぜ、そんな早い流れになるのか?

ここで疑問に思うのは「なぜ、瀬戸内海から太平洋に流れ出るとき、そんなすごい勢いになるのか?」ですよね。これは、先ほど「いつも渦潮が見られるわけではない」と説明したことに関係があります。

大きな渦潮が発生しやすいのは、干潮と満潮の水位の差が激しい時、すなわち 大潮 の日に満潮になる時間帯です。ここで押さえたいのが、干潮と満潮の間は約6時間 ということ。6時間がポイントです。

淡路島は、ちょうど瀬戸内海と太平洋の間を遮るかのようにあります。だから、太平洋が満潮になる頃、太平洋の海水は比較的広い幅のある、淡路島の東側を流れ、明石海峡を抜けて、瀬戸内海に入っていく。その時間は 6時間です。

そして 6時間経つと、どうなるか。

満潮だった 太平洋は干潮 になりますよね。でも、瀬戸内海は流れ込んできた海水で 逆の満潮 の状態。水の流れは、当然高いところから低いところへ流れるので、太平洋から流れ込んだ海水で膨れ上がった瀬戸内海の海水は、干潮の太平洋へと、狭い鳴門海峡を通ってものすごい勢いで流れ込むため、早い流れになるというわけなのです。

海の中に「滝」が発生!

その時、海上で面白い現象が起こります。太平洋と瀬戸内海の境目、その海の上に、満潮と干潮の段差、滝ができます!

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クルーズ船からもはっきり見られますし、MCさんも説明してくださいます。海上に白波だっている箇所がまさにその境目。

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写真をよく見ると、向こう側(瀬戸内海)の水面が、少し盛り上がっているのがわかるでしょうか。これは、まさに瀬戸内海が満潮、そして太平洋が干潮の状態、そこに段差ができ、滝ができている 光景です。

先ほども説明した通り、渦の発生は太陽と月の引力による、半月ごとの 大潮 により起こることなので、渦が出やすい日時はだいたいわかります。「うずしおクルーズ」のホームページの時刻表でわかりやすく表示してあるので、予約されるときはぜひチェックしてくださいね。

また、鳴門海峡の渦潮のしくみ は、南あわじ市のホームページに、図解で詳しく解説されているので、こちらもご参照ください。

クルーズ船乗り場の周辺もいろいろ楽しめる!

クルーズ船乗り場の周辺は、遊べるスポットが色々あります。まずは写真スポットから。

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咸臨丸 を背景に「AWAJI」や、キャプテン席のようなオブジェがあります。ベタではありますが、観光にきたー!という記念写真が撮れます。

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船乗り場のすぐ横には、足湯「うずのゆ」もあります。こちらはなんと 無料! 10時~17時でオープンしている間はいつでも自由に入れます。タオルは120円で販売しています。

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「うずしおドームなないろ館」の中には、お土産やさんやレストランもあります。土産売り場には淡路島の特産品がいっぱい♪ 知人へのお土産だけではなく、自分へも買いたくなっちゃうに違いありません。

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また、「道の駅 福良」の駐車場脇にも、美味しそうな淡路島の海産物が食べられるお店もいっぱい!丼、お刺身、炭火焼きなど海の幸がお手頃価格で食べられます。ここにも、特産品が買えるお土産屋さんもあるので、ぜひ覗いてみてくださいね。

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お時間のある方は、500年も歴史のある 人形浄瑠璃文楽 が観覧できる「淡路人形座」で楽しむのはいかがでしょうか。淡路島の人形浄瑠璃は、国の 重要無形民俗文化財 に指定されるほどです。時間は1演目45分ほど、大人1,800円・中高生1,300円・小学生1,000円・3歳以上300円 です。

【スポット情報】

足湯うずのゆ

【スポット情報】

淡路人形座

最後に・・・

鳴門海峡は知れば知るほど魅力が増します。海風の中を気持ちよく行くクルーズは、渦潮を見るだけではなく、海や山など豊かな自然も身近に感じられます。また、MCさんのトークは、周辺に見られる施設の解説やどんな魚が獲れるかなど、聞いていてとても面白いので、ぜひ耳を傾けながら1時間というひと時をお楽しみください。

まき子

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