
日本対プエルトリコ 3連勝し3本指を立て笑顔を見せる、左から田中、林、和田(撮影・横山健太)
<パリ五輪予選/女子W杯バレー:日本3-0プエルトリコ>◇プールB◇19日◇東京・代々木第1体育館
世界ランキング8位の日本が6大会連続オリンピック(五輪)出場へ開幕3連勝を飾った。
同20位のプエルトリコに3-0のストレート勝ち。1992年バルセロナ五輪以来となる開幕1年前での出場権獲得へ前進した。3戦連続ストレート勝ちで、同じく3連勝のトルコ、ブラジルをセット率で上回りプールB首位に立った。
アウトサイドヒッター林琴奈(23=JT)が攻守に躍動した。スパイク、サービスエース、そしてブロックでチーム3位の11得点を挙げた。
「(練習に)男性の方が来てくれて打ってくれた」というサーブレシーブがさえた。プエルトリコのセッター、リベラの強烈なサーブを拾うなど攻撃につなげ、「1本目が上がらないと良い攻撃につながらない。チームとして大事にしている」と振り返った。
競り合いの中で途中出場した石川真佑、松井珠己らが流れを引き寄せただけに「もう少し最初のメンバーがスタートから勢いを持ってできれば」と引き締めることも忘れなかった。
今大会は3つのプールで各8チームが総当たりで対戦し、上位2チームが五輪切符を手にする。9日間で7戦の短期決戦。日本の次戦は20日ブルガリア戦で、大会終盤に世界ランキング1位のトルコ(23日)、同4位のブラジル(24日)との対戦が控える。