いよいよカウントダウンが始まる台湾有事 日本企業からは懸念の声も...

いよいよカウントダウンが始まる台湾有事 日本企業からは懸念の声も...

  • Sirabee
  • 更新日:2022/09/23
No image

8月初めにナンシー・ペロシ米下院議長が台湾を訪問したことで、それに釘を刺していた中国は対抗措置として、台湾への軍事的威嚇を強めている。

■カウントダウンが始まる台湾有事

中国は台湾を不可分の領土と位置づけており、台湾独立の気運が高まれば武力行使も辞さない構えである。

それ以降、中国軍の中台中間線越え、台湾離島へのドローン飛来が激増しており、今後再び緊張が高まるようなことがあれば、中国はいっそう強硬な軍事作戦を実行しているだろう。米国も台湾も一歩も引かない構えで、台湾有事のカウントダウンは既に始まっている。

関連記事:活発化する中国・ロシアによる経済制裁 日本はどう対応するのか

■高まる日本企業からの懸念

一方、今日、台湾には3,000社以上の日本企業が進出しているとされる。駐在員を多く台湾に派遣している企業も少なくなく、台湾有事を懸念する声が広がっている。

たとえば、企業の中には駐在員だけでなくその家族も帯同されているケースもあり、「今のうちから帯同家族だけでも帰国させるべきか」、「いつ有事となるか」、「有事となった場合、安全を確保できるのか」などを懸念する声があちらこちらから聞こえる。

また、サプライチェーンの問題も深刻で、有事になれば中台の対立が深まるので、中国から材料を調達した後に台湾で製品を製造する企業からは、「そもそも中国から材料は入らなくなるので台湾で製造できない、有事の前に材料の調達先を中国からASEANに変える必要がある」と危機感を抱く企業もある。

■戦争勃発後の安全な避難は不可能

双方が撃ち合うことになれば、まず日本への安全な退避はできなくなる。ウクライナと違って台湾は海に囲まれており、脱出手段は空か海になる。

しかし、唯一の安全な退避手段である民間航空機は、基本的に戦争勃発とともに止まり、その時点で事実上退避はできなくなる。海といっても戦争になれば、まず中国軍は主要な港、その周辺の海を封鎖するであろうから、海路での退避はできない。

台湾には10万あまりの防空壕があるので、そうなればそこでの滞在を余儀なくされる。今後、日本企業の脱台湾が加速化する可能性がある。

・合わせて読みたい→ひろゆき氏、岸田首相の「注視していきたい」に苦言 「言うだけで何もしない」

(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加