いま若者の部屋から「机」が消えている!? コロナ禍で進化した「おうち時間」の過ごし方

いま若者の部屋から「机」が消えている!? コロナ禍で進化した「おうち時間」の過ごし方

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2021/04/08
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新型コロナウイルスの感染拡大により、リモートワークやオンライン授業など、家で作業をする機会が非常に増えたかと思います。 自宅での仕事環境を整えるために、新しく机やイスを買ったという方も多いのではないでしょうか?

しかし、1996年〜2012年の間に生まれた『Z世代』と呼ばれる若者達にヒアリングしてみたところ、意外にも「机がない」という意見が上がりました。 リモートで自宅作業が当たり前になった今、「机がないと不便なのでは?」と思いますよね。

では、なぜコロナ禍の昨今、Z世代は机を持たない選択をしたのでしょうか?

Z世代はいま、机を捨てている…

ウィズコロナによる新しい生活様式が当たり前になった今、『ステイホーム』『外出自粛』などのワードを、ほとんど毎日聞いていることかと思います。新型コロナウイルス感染拡大前に比べて家にいる時間も大幅に増え、おうち時間を快適にする商品などが誕生し、世間的にもより過ごしやすい空間を作る流れが生まれました。

Z世代の間では、家の中で『映え』を作る流れが生まれ、1回目の緊急事態宣言中には『おうちカフェ』などの家の中で作れる映えをInstagramに投稿することが流行していました。 ダルゴナコーヒーやいちご飴、オレオチーズケーキなどさまざまなお菓子を自宅で作成し、Instagramに載せるといったことが、Z世代の間でのコロナ禍を楽しむ遊びとなっていました。

しかし、その時点からもう間もなく1年が経とうとしています。

特に高校生以下の学生は感染防止対策をとりながら登校するという学校が多くあるものの、やはり家にいる時間が長いということは変わりありません。

そのため、家の中の映えから、家の中を快適にという方向にZ世代もシフトしていきました。

冒頭でご紹介した机を持たないというZ世代。なぜそのようなZ世代が多いかというと、いらないものを捨ててシンプルに、過ごしやすい部屋を作ろうという考えからきています。

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画像提供:Z総研

実際に机を捨てたというZ世代は次のように述べています。

「大学はまだまだオンライン授業で、パソコンをメインで使います。課題もパソコンで提出するものなので、紙とペンを使う機会はほとんどありません。

そのため、いつZoomに映っても綺麗な部屋であるように、背景にソファが映るような部屋にしました。パソコンなら机がなくても好きな場所で、ちょっとした台があれば作業できるので、勉強机はいらないなと思って捨てました」(東京都在住、大学2年生、女性)

「私は一人暮らしをしていて大きな机は場所も取るので、机を捨ててベッドトレイを買いました。授業もオンラインでパソコンを使う機会も多くて、ベッドトレイだとその名の通りベットで作業できるのでとても便利です。しまう時もとてもコンパクトになるので、部屋を広く使えて満足しています。

また、Zoomで映った時に生活感が出ないようにZoom用の場所もつくりました。壁もそこだけ可愛くして、可愛いインテリアを飾って、そこだけは掃除が苦手な私でも綺麗にしようってなります」(東京都在住、大学2年生、女性)

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画像提供:Z総研

机を捨てたこと以外にも2人に共通点がありました。それは、Zoomにいつでも映れるような空間を作ることです。

高校生以下の学生は登校して授業を行う学校が多いと言いましたが、大学ではまだまだオンライン授業が当たり前。私生活にZoomが溶け込んでいることがわかります。 授業だけでなく、サークルなどの活動もZoomで行うことも多いとのことで、おしゃれな部屋作りは欠かせません。

インテリアでも「韓国」が流行中

食べ物やコスメなど、Z世代に人気の韓国文化。その流行は、じつは部屋のインテリアにも取り入れられています。

Instagramで話題になったチューリップライトや、白でまとめたシンプルな部屋、飾りつけにはLEDライト、不思議な形のキャンドルなどを用いた韓国っぽい部屋作りがZ世代の間で流行しています。

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画像提供:Z総研

実際、Instagramのハッシュタグ『#韓国インテリア』で検索すると約14.3万件もの投稿が出てきます。

「韓国っぽい部屋に憧れてチューリップライトを購入しました。昼と夜でライトをつけたり消したりするとさまざまな楽しみ方ができるし、部屋の雰囲気がグッとおしゃれになった気がしてとても気に入っています。」(東京都在住、大学3年生、女性)

「プロジェクター」は日常使いに

他にもさまざまな工夫をして、Z世代は新生活様式に適応しています。

1回目の緊急事態宣言中、Z世代の間でプロジェクターを購入し、それを部屋の壁に投影し、周りを装飾する映えが流行していました。

しかし今では、プロジェクターを映えのためではなく、実用的に、日常的に使用しています。

「部屋の壁に写すと寝転がりながら見るには首が痛いので、小さなプロジェクターを天井に向かって投影してます。ベッドに寝転がった状態で首も楽なのでとても快適に動画を見ることができます」(東京都在住、大学2年生、女性)

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画像提供:Z総研

「私の高校は登校して授業を受けるスタイルなのですが、マスクを外すお昼ご飯の時間は友達と話すことも、机を動かすことも禁止されています。友達が隣にいるのにただ黙々とご飯を食べるのはなんだか寂しくて、クラスの友達が持ってきた小さなプロジェクターで、黒板に映画やYouTubeを映してみんなで観ながら食べています」(神奈川県在住、高校1年生、女性)

新型コロナウイルスの感染拡大による自粛生活が始まって1年あまり。新しい生活様式に移行する中、多くのことをオンラインで済ませるようになり、今まで以上にパソコンを触る機会が増えたと思います。

そんな中、Z世代は家での時間を、「映えを求めること」から「快適を求めること」にシフトし、さまざまな工夫を凝らしていることがわかりました。

コロナ禍で家の中を映すことが当たり前になった今。これまで以上に整理整頓を徹底し、Zoom授業のための部屋作りを行っていくうちに、机などの不用品を今の時代に即したものへと買い替えていったのがその一例です。

新型コロナウイルスの感染拡大の波はまだまだ終わりが見えません。この生活様式がいつまで続くかわからない中でも、Z世代は、今この瞬間を快適に過ごすための工夫を怠らずに生活しているのです。

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