アップル「HomePod mini」、使って分かった“ここがダメ”

アップル「HomePod mini」、使って分かった“ここがダメ”

  • マイナビニュース
  • 更新日:2021/02/22
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アップルの新しいスマートスピーカー「HomePod mini」を購入して3カ月ほど経ちますが、「買ってよかった!」という感想は今でも変わりません。10,800円という価格にしては本当によくできていると感じます。

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スピーカーの音が良いのはもちろんなのですが、使ってみて驚いたのはこれまで“無視”していたSiriと打ち解け、毎日いろいろ会話するようになったこと。というのも、HomePod miniは声で操作するのが基本だから。個人的には、Siri(音声操作)をもっと定着させるためにAppleが全世帯へ向けて送り出した“トロイの木馬”的な製品なんじゃないか…とも思っています。

ただ、HomePod miniは高いレベルで満足できる製品とはいえ、決して完璧ではありません。そこで、ここではあえて「ダメなとこ・イマイチなとこ」をピックアップしたいと思います。すでに、HomePod miniの優れたところを解説した記事はたくさんありますので、今回は「HomePod miniの欠点は何なのか、何ができないのか」をお伝えすることで、これから購入を考えている人の参考になれば幸いです。

では、さっそく選び抜いた「ダメなとこ・イマイチなとこ」ワースト5をお伝えしましょう。
5位:日本人には使いづらい「インターコム」

自宅にHomePod miniを複数台設置すれば、「インターコム」(内線)機能を使って家族同士の会話が楽にできます。たとえば、キッチンから離れた部屋にいる子どもに「ご飯できたよ!」と伝え、「はーい、すぐ行く」といったコミュニケーションがHomePod miniを介してできるのです。

人によっては実に便利な機能だと思いますが、メッセージの送信の仕方にちょっと工夫や慣れが必要です。

インターコムでメッセージを送るには「Hey Siri、インターコム、起きる時間だよ」や「Hey Siri、何か買い物ある?とインターコムで連絡して」と、“インターコム”を付け加えるのが基本。ただ、インターコムって日本ではなじみのない単語なので、結構言いづらい…。「Hey Siri、みんなに『犬に餌やった?』と聞いて」のように「インターコム」を含めずに済むこともあるようですが、イマイチ認識されないことも多く、試行錯誤が必要だと感じました。

4位:もう少し賢くなってほしい「Siri」

iPhoneやiPad、Macでもおなじみの音声アシスタント「Siri」。HomePod miniは内部に4つのマイクを搭載しているため、音声認識の感度がとても高く、音楽を大音量で流しているような周囲が騒がしい環境でもよく声を拾ってくれるのですが、肝心のSiriの賢さはまだまだ。言うことを聞いてくれなかったり、変な返答をしたりするのはしょっちゅうですので、過度の期待は禁物。長い目で見てあげましょう。

3位:Apple Musicの加入が(ほぼ)マスト

HomePod miniは、単体での音楽再生が可能です。たとえば「Hey Siri、ヒップホップをかけて」「Hey Siri、マドンナの曲をかけて」といった具合に、HomePod miniに話かけるだけで音楽をコントロールできるのはとても便利です。

ただし、現時点でこのように操作できるのは「Apple Music」と「Apple Podcast」に限られます(今後、Amazon Musicなど対応を増やしていくそう)。Apple Musicに加入していない状態で同様に話しかけても、iPhoneの「ミュージック」アプリにあるライブラリの曲はうまく再生されないことがほとんど。なので、現時点ではApple Musicへ加入がほぼマストといえます。加入していない人は、毎月980円(個人版)を追加でチャリンとする必要があります。

2位:操作できるスマート家電が少なすぎ!

HomePod miniに向かって「Hey Siri、明かりを点けて」「Hey Siri、家を暖かくして」と話しかければ、アップルの「HomeKit」に対応したスマート家電を音声でコントロールできます。料理中など手が離せない状況でも操作できるのでとても便利なのですが、現時点では「まだまだ使えない」というのが率直な感想です。

というのも、HomeKitに対応したスマート家電が日本では少ないから。iOSでサポートしているHomeKit製品を紹介しているWebサイトを見ると、エアコンや空気清浄機、加湿器、ガレージのドアなど、さまざまなジャンルのHomeKit対応スマート家電がラインナップされているのに驚きます。

しかし、日本でサポートしているのはスマートLED電球やセキュリティカメラ、メッシュWi-Fi、スマート電源プラグ程度しかなく、米国など各国でのラインアップと比べると歴然とした差があります。スマート家電であってもHomeKitに対応していなければ使えないので、市販のスマート家電と組み合わせるわけにはいきません。

スマート家電のコントロールを満喫したいならば、現状ではAmazonやGoogleのスマートスピーカーを別途購入して併用するのが現実的でしょう。

1位:日本語は声の識別に対応していない!

HomePod miniは家に置いて、家族みんなで使うことができるように設計されています。使う人の声を認識できるので、話しかけた人のリクエストに応じてSiriが言うことを聞いてくれます。たとえば「Hey Siri、今週の予定は?」と私が聞けば私の予定を、娘が聞けば娘の予定を答えてくれます。同様に「メモ」「リマインダー」「メール」アプリなどの個人的な情報の読み上げなどもできます。

これらは「パーソナルリクエスト」と呼ばれる機能をオンにすることで可能になるのですが、残念なことに現時点では日本語による音声識別はできません。娘が上記の質問をすると、HomePod miniの管理者である私の予定を答えてしまうんです。秘密の飲み会などの予定が家族中に知れ渡ってはたまりません。

パーソナルリクエストを読み上げるときは「iPhoneの認証を必要とする」設定も可能ですが、声で操作しようとするのにiPhoneでの操作がわざわざ加わるのも本末転倒です。一人暮らしならば問題ありませんが、家族で使うならパーソナルリクエストは残念ながらオフにしておいたほうがよさそうです。

○One More Thing…!?

最後にもう1つ、「HomePod miniは箱が開けづらい!」という点を付け加えておきます。片手で箱の下(内箱)を持ち、もう片手で蓋(外箱)を上部に持ち上げても、きつくてなかなか開きません。最後に力を入れて上に引っ張った途端、HomePod miniが床にドン!と落ちました(幸いなことに故障しませんでしたが)。

Appleがユーザー体験を重視して、外箱と内箱を精度高く作り、箱が自然にす~っと開くまでの時間を決めて設計しているというのは有名な話。確か、以前は7秒くらいだったと思いますが、もっと長くかかるようにきつくしたのか…。HomePod miniに限らず、M1 Macとか、Apple製品の箱は最近なんだかきついように思えるのは私だけでしょうか…。

水川歩

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