恐るべき強制労働の実態とは...『ホロコーストの罪人』本編映像

恐るべき強制労働の実態とは...『ホロコーストの罪人』本編映像

  • シネマトゥデイ
  • 更新日:2021/07/20
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ホロコーストに加担したノルウェー最大の罪を描いた映画『ホロコーストの罪人』(8月27日公開)より、ユダヤ人男性たちが過酷な強制労働を強いられるベルグ収容所を描いた本編映像の一部が公開された。

本作は、ホロコーストにノルウェー警察や市民たちが加担していたというノルウェー最大の罪を描いた物語。ノルウェー系ユダヤ人たちをベルグ収容所に連行して強制労働を監視し、アウシュヴィッツ行きのドナウ号が待つオスロの港に強制移送したのは同じノルウェー人だった。その結果、ドナウ号に乗船したノルウェー系ユダヤ人の多くがアウシュヴィッツでホロコーストの犠牲者となった。

今回公開されたのは、1942年10月26日の朝、ユダヤ人男性たちと共にベルグ収容所に集められ、強制労働を強いられていたユダヤ人のブラウデ家の父と3人の息子たちの姿を捉えた本編映像。監視官に「走れと言ったら走るんだ」と脅され、寒空の中ただひたすら走らされ、「休むな、ジャンプだ」と言われると、ひたすらジャンプ、そしてまた走らされる。そんな嫌がらせのような扱いに三男のハリーは不満を募らせていた。

次男のチャールズはハリーを促し、匍匐前進をするため泥だらけの溝に入るが、不満だったハリーは出遅れてしまう。監視官に何度も足蹴にされるハリーを心配そうに振り返るチャールズだが、「手を貸すな」と言われて躊躇する。やがてハリーを埋めろと言われたユダヤ人男性たちは、戸惑いながらハリーに土をかけはじめるが、我慢できなくなったチャールズはハリーを助けてしまう。苛立ちながら拳銃を構える監視官だが、上司に止められ、ハリーは事なきを得る。しかし、チャールズだけが呼び出され、監視官と共に歩き出す……という緊張感あふれる場面が切り取られている。

本作の監督を務めたのは『HARAJUKU』で国内外の高い評価を得たアイリク・スヴェンソン。キャストには『獣は月夜に夢を見る』のヤーコブ・オフテブロ、『ソフィーの世界』のシリエ・ストルスタイン、『ミレニアム』シリーズのミカリス・コウトソグイアナキスなどが名を連ねている。(編集部・大内啓輔)

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