ラップ界のカリスマ・晋平太とノーベル賞候補「高校生平和大使」 川嶋あいに語った「平和への希望」

ラップ界のカリスマ・晋平太とノーベル賞候補「高校生平和大使」 川嶋あいに語った「平和への希望」

  • ラジオ関西
  • 更新日:2022/05/15

シンガーソングライターの川嶋あいがパーソナリティを務めるラジオ番組『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(ラジオ関西、毎月第1・2週日曜午後5時〜)。5月1日の放送では、ラップ界のカリスマ・晋平太さんと、5年連続でノーベル賞候補になった日本の高校生グループ『高校生平和大使』から、創設者の平野伸人さん、OGの大隈ゆうかさんがゲストとして登場した。

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写真右から、ゲストの平野伸人さん、大隈ゆうかさん、晋平太さん、番組パーソナリティの川嶋あい

日本最大規模のラップバトル『UMB:ULTIMATE MC BATTLE』で2連覇を達成するなど、数々の大会で賞を総なめし、即興で行うフリースタイルラップバトルの立役者でもある晋平太さん。一流のラッパーも「日本一頭の回転が速い」と舌を巻くほどのラップ界のカリスマだ。フリースタイルの伝道師として、内閣府や自治体、企業と組んで全国各地でラップ講座を開催。日本語ラップを通じて、子どもを対象とした自己啓発など、社会貢献を意識した普及活動を行っている。

『高校生平和大使』は1998年に長崎市で開始された、日本の高校生による平和運動。核兵器の廃絶と平和な世界の実現を求め、「一人ひとりの力は微力だが、無力ではない」をスローガンとし、広島・長崎の声を世界に届ける目的で高校生1万人の署名活動を行い、毎年夏のジュネーブ軍縮会議にあわせて代表を派遣している。2018年から2022年まで毎年、ノーベル平和賞の候補に挙がっている。

ゲストとして登場した平野伸人さんは、被爆2世として平和への活動を続け、24年前に『高校生平和大使』を創設。以来、署名活動などに関わった高校生は実に5,000人を超える。2021年10月には、平和な未来につながる活動を長く続けている個人や団体に送られる『澄和(とわ)Futurist(フューチャリスト)賞』を受賞した。

長崎市出身で同グループOGの大隈ゆうかさんは、第23代『高校生平和大使』として全国の運動を牽引。2022年3月に高校を卒業し、間もなく韓国へ留学することが決まっている。

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写真奥:晋平太さん、手前:川嶋あい

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写真手前:平野伸人さん、奥:大隈ゆうかさん

ヒップホップ精神の原点となるのは、「ピース(平和)」「ユニティー(団結)」「ラブ(愛)」「ハビング ファン(楽しむこと)」とのこと。“平和に団結し、愛し合って楽しむ”ことを胸に、さまざまな社会貢献活動を行なってきた晋平太さん。「ラップは、自己表現であり、自分がどのような人間なのかを世の中に知ってもらうこと、勇気を出すこと」という考えのもと、子どもたちが参加できる無料イベントなどを実施してきたという。

自身の活動については、「社会貢献というほど大げさなことはしていないのですが、なにも好きなことがないという人に、人生を豊かにする手段の1つとして『こうやって自己表現することもできるよ』と伝えているんです」と言葉にした。

一方平野さんは、1998年に行われた核実験の強行をきっかけに、国際連合に出す代表団として発案したのが『高校生平和大使』だったと明かした。そして、被爆2世の思いを若い世代に引き継ぐ難しさを痛感しているなか、『高校生平和大使』の設立を経て、「漠然と平和を目指そうと言っても、関心は生まれない。しかし具体的な目標があれば活動は広がっていく、と学んだ」と話した。

大隈さんは、曽祖母が被爆者で、被爆校と呼ばれる小学校に通っていたという。『高校生平和大使』に参加したきっかけについて川嶋が尋ねると、「(核兵器は)76年前の出来事ではなく現在にも続いていて、自分の身にも迫っている脅威だと、自分ごととして捉えたときに、『なにか声を挙げる活動がしたい』と思ったのがきっかけでした」と語った。さらに、「活動を始めた当初から、家族や友人など、自分の周りの人たちに少しずつ自分たちの思いを広げられているなという実感があります。自分の無力さに悲しくなる時もあるのですが、(思いは)地道に広げられているはずだと思い、日々活動しています」と、現在の胸の内を吐露した。

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世界中の人々の地道な努力の結果、2021年1月に『核兵器禁止条約』が発効された。このことについて、平野さんは「世界的な運動の大きな成果だと思います。しかし、(この条約が)生まれたからといって、これから育てなければ平和な世界というのは簡単にはこないというのが実感としてあります。ぜひこの『核兵器禁止条約』を育ててもらいたいなと思っています」と、真っ直ぐな思いを言葉に残した。

韓国への留学が決まっている大隈さん。川嶋からの「平和活動も含めて、今どんな夢を持っていますか?」という質問に対し、「韓国では日本語が通用しなかったり、『高校生平和大使』を離れたりすることから、自分なりの思いの表現や自己表現のしかたを身につけることが第一の夢」と答え、「そのことを通じて、これからも世界に向けて自分の思い(を届けること)や、核兵器廃絶を目指していきたいと思っています」と、これからの展望を語った。

※ラジオ関西『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』2022年5月1日放送回より

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