同じ色や柄はない 自然の恵み「ぶなの葉染め」で町の魅力をPR

同じ色や柄はない 自然の恵み「ぶなの葉染め」で町の魅力をPR

  • TUFテレビユー福島
  • 更新日:2022/11/25

10月、11年ぶりにJR只見線が全線で再開し、沿線の自治体は歓迎ムードに包まれています。その一つ、奥会津の福島県只見町では、町の木「ブナ」の葉で染める「ぶなの葉染め」で、ふるさとの良さをPRする3人の女性がいます。「豊かな自然を知ってほしい」3人の挑戦を追いました。

【写真を見る】同じ色や柄はない 自然の恵み「ぶなの葉染め」で町の魅力をPR

やさしく落ち着いた風合いが特徴の「ぶなの葉染め」。
只見町の木「ブナ」に魅せられ「ぶなの葉染め」の良さを伝える女性たちがいます。

ぶないろくらぶ・酒井勝子さん「草木染は優しい色だから、色々挑戦しながら守っていきたい」

奥会津の自然を舞台に、11年ぶりに全線で復活した「只見線」。

その沿線にある只見町で行われている「ぶなの葉染め」は、只見町の木「ブナ」の葉から染める草木染で、自然な色合いが特徴です。

ぶないろくらぶ・鈴木サナエさん「これは只見の雪や落ち葉のイメージだったり雲のイメージだったりして」

紅葉と同じように、毎年違う色が出ることが魅力で、数年に一度、ブナの実がたくさんなる時には色が出にくいといいます。

鈴木さん「エネルギーが全部実に行ってしまって、葉っぱには行かなかったんですね」

「ぶなの葉染め」に取り組むのは、只見町の草木染愛好会「ぶないろくらぶ」の3人の女性たちです。

きっかけは、2014年に只見町が自然を次世代に引き継ぐ「ユネスコエコパーク」に登録されたことでした。
地域おこしのために何かできないかと考え、一から学んで、染め物に挑戦してきました。

鈴木さん「もともと染め物をやってみたいというのがずっとあったので、本当に命をいただいているんだなという感覚があった。ブナの命というか色というか、いただけるんだなと」

森の女王とも言われる「ブナ」。秋になると惜しげもなく葉を落とし、自然の素材を提供してくれます。

「ぶなの葉染め」は、その落ち葉を拾うことから始まります。

ぶないろくらぶ・本多一恵さん「ここにある、くるんくるんとドレスのように丸くなっているのが、ブナの葉の特徴です」

今年の葉は厚みがあり、いい色が出そうだといいます。

布が染め上がり、綺麗な模様が現れました。木が育つ場所や樹齢によっても色の出方が違うため、同じ色や模様は二度と出せません。

「ぶなの葉染め」をきっかけにして、只見町の豊かな自然を多くの人たちに知ってほしいと3人は話します。

鈴木さん「私たちが何気に普通に見ていた風景が世界一美しいと言われるとやっぱりうれしい。ありがたいことですね、そういう所で生活できるというのは」
酒井さん「この豪雪地帯でどうしてこの雪を克服しながら生きていこうかなと思うんですが、迎えた春が素晴らしい」
本多さん「春になるとやっぱりあっ、何か染めたい、サクラのつぼみとか枝が雪の上にばらまいているとちょっと染めてみたいと思うようになりました」

「ぶないろくらぶ」では、「ブナ」以外でも只見町の様々な素材を使って「藍染」や「ヨモギ染め」などの草木染もしています。

鈴木さん「これおばあちゃんの形見、これは多分クルミなんです」
酒井さん「ブナ染めはせっかくここまで育て上げたんだから何とか続けて、後世に伝えていけたら何よりですね」

只見町の雄大な自然を素材にした「ぶなの葉染め」。
町ををこよなく愛する3人の挑戦はこれからも続きます。

「ぶないろくらぶ」では、ぶなの葉染めの体験会を年に数回、開いています。またその商品は「只見町インフォメーションセンター」などの、町内の施設で買うことができるということです。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加