来年5月ごろに閉店予定の、福島県内のイトーヨーカドー2店舗のうち、郡山店については、ヨークベニマルを軸に後継店を検討する方針であることが新たに分かりました。
【写真を見る】イトーヨーカドー郡山店、後継店は「ヨークベニマル」軸に調整 福島店は「検討段階」
総合スーパー・イトーヨーカドーの福島店と郡山店は、来年5月ごろ閉店する方向で調整が進められています。
このうち、郡山店の後継店について、イトーヨーカドーの親会社セブン&アイホールホールディングスは、TUFの取材に「今後店舗の改装を行い、ヨークベニマルを軸にテナントを検討する方針」と明らかにしました。これについてヨークベニマルは、「イエスともノーとも何も言えない」と明言を避けました。
一方、福島店では…。
植野天斗記者「福島駅のすぐ目の前に店はあります。利便性の良さから多くの人が買い物に訪れていて、買い物客からは閉店を惜しむ声も聞かれました。」
利用者「残念。本当に残念。」
利用者「駅に来たらだいたい寄る。なくなると困る。」
福島店の閉店後は…
福島店の閉店で懸念されるのが、駅前の空洞化です。JR福島駅東口では、現在、再開発が進められていますが、建設費用の高騰などにより当初計画されていた2026年の完成から1年遅れることが発表されています。
駅周辺で買い物できる環境がなくなることについて、市民からは…。
70代の市民「辰巳屋ビル(中合)がなくなったのもあるけれど、寂しい」
市内の大学生「仙台で買い物する人も多いので、もう少し買い物できる施設を増やしてほしい」
また、福島市の木幡市長は、「イトーヨーカドーの撤退は大変残念です。閉店後、どのようになるかまだ明らかではないので市としての対応を検討してまいります」とコメントしています。
セブン&アイ・ホールディングスは福島店について「閉店後どうするか決まっておらず、今はまだ検討段階」としています。