「明日でいいや...」のサボりグセを解消!仕事で「すぐできる人」になる4つの方法

「明日でいいや...」のサボりグセを解消!仕事で「すぐできる人」になる4つの方法

  • bizSPA!フレッシュ
  • 更新日:2021/11/25

なんか今日はやる気が起きないなぁ、納期は1か月先だからまだいいか……などと、ついつい仕事を先送りしたい時もありますよね? でもこのクセがつくとビジネスでは痛い目にあいます。

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※画像はイメージです(以下同じ)

今回は、そんなサボりグセがついた時の対処法を学んでいきたいと思います。“性格だからしかたない”、“やる気が出ない時もあるでしょ”などと思わずに仕事がサクサク進む方法とは? 5000社以上のコンサルティングや取材を経験している、マネジメントコンサルタントの川嵜昌子さんに話を聞きました(以下、川嵜さん寄稿)。

今やらなくてもいいんじゃない?

「いつも早くやろうとは思うんですが、サボりグセがあるんですよね」。こう語るのは、田中健太さん(仮名・26歳)。

上司から仕事を依頼され「さあ、着手しよう」と思う一方で、「それ、急ぎじゃないから今やらなくてもいいんじゃない?」という心の声が聞こえてくる。そして「まあ、いっか」と、手をつけるのをやめてしまう。

仕事の納期が近づいてきて「そろそろやるか」と思いはするが、「明日でも大丈夫だよ」と甘い声が聞こえてくる。その繰り返しで、いつもギリギリに……。

サボりグセは人間の脳の仕組み

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『自分をサクサク動かすセルフマネジメント』(総合科学出版)

「どうやったらサボりグセを直せますかね?」と田中さん。そんな相談を私は受けました。

そもそもサボりグセは、人間の脳の仕組みとして、脳や身体に負担をかけないよう、余計なことをさせない働きでもあります。人間の歴史は飢餓との戦いの歴史でもあり、ムダにエネルギーを使うことは死に直結していました。今やらなくていいことはなるべく後回しにしてエネルギーを温存したいのです。

とはいえ、サボりグセのせいで、仕事が滞り、大変なことにもなる。さて、どうしたものでしょう?

1:努力をしない方法で始める

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まずは、できるだけ「楽な方法」を考えましょう。努力をしようとするから「余計なことをするな」と脳から指令が出ます。「努力」を辞書で調べると「力をこめて物事をすること。あることを成し遂げるために、休んだり怠けたりすることなく、つとめ励むこと」(精選版日本国語大辞典)とあります。当然疲れるので、脳は嫌う。楽にできることなら脳はウェルカムなのです。

間違えてはいけないのが、「楽にできること」は「何もしないこと」ではないこと。「楽」と「努力」の例を挙げると、何か報告をしなければならない時、文書で詳しく報告するか、話すだけで報告するか。自分が得意な方法が楽な方法で、苦手な方法が努力を要する方法です。

また、これまで自分がしたことのない、あまり自信のない仕事を任された時、イチから手探りでやるのが、努力を伴う方法。仕事を依頼した上司やその仕事の経験者、仕事のできる先輩などに具体的なやり方やコツを聞きながらやるのが、楽な方法です。

なるべく自分が楽な方法で、労力をかけずに仕事を片づけましょう。

2:とりあえず始める

いやいや、仕事自体はもう何度もやっていることで、やり方やコツは分かっているんだけど、正直、やる気が起きないので後回しにしているうちにギリギリになりがち……。そういう場合は、次の手があります。それは「とりあえず始める」こと。

「明日やればいい」という心の声が聞こえたら、「わかった、本格的には明日やる。今はとりあえずちょっとだけやる」と返事して、始めてみるのです。

「やる気」と「行動」の関係において、人間はやる気が出るから行動するのではなく、行動するからやる気が出ることがわかっています。行動すれば、脳から「ドーパミン」という神経伝達物質が出て、やる気が出る仕組みです。だから、動かないといつまで経ってもやる気は出ないわけ。

タイマーを使って、仕事を前に進める

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タイマーをセットして、とりあえず動いてみよう。

タイマーを使った方法として有名なのが「ポモドーロ・テクニック」。「ポモドーロ」はイタリア語でトマト。もともとトマトの形のタイマーを使った方法なので、この名前がついています。もちろん、スマートフォンのタイマーでOK。25分計って動く。5分休憩。また25分動いて5分休憩を4回繰り返す。そうやって2時間経ったら、15~30分休憩する。

最初から4回繰り返そうとしなくてもよく、「25分」、タイマーをセットして始めるとよいでしょう。「あ~、面倒くさい」とつぶやきながらでも始めるのがコツ。うまくいけば、25分経っても「もう少しやるか」「キリがいいところまでやろう」「面倒くさいので全部やっちゃおう」となります。

そして、少しでも着手できたら「サボりグセがあるのに、少しできた。すごい! すごい!」と、自分で自分を褒めましょう。さらに、全部やり終えたら「なんてすごいんだ! 素晴らしい! グレイト!」などと、思いつくかぎりの言葉で自分を讃えます。そうすると、さらにドーパミンが出て、やる気が高まるでしょう。

3:タスクが片づく仕組みを作る

さらに、タスクをためないためには、タスクが発生するたびに、即座に片づく仕組みを作ったほうがよいでしょう。たとえば、部屋が散らからないように、ゴミになりそうなものは「すぐに捨てる仕組み」として、玄関にセキュリティスタンプとハサミを置いておく方法があります。

帰宅時に郵便受けから取り出した郵便物を、玄関ですぐ開けてみる。要らないものは、個人情報をセキュリティスタンプで消してゴミ箱へ。宅配便や外で買ってきたものも同様に玄関で開けて、梱包を捨て、置く場所に収納する。つまり、玄関を関所にして、余計なものは中に入れないようにします。

仕事でも、新たなタスクが発生したら、すぐ始めるか、やる日時を決めてスマホに登録します。定期的な仕事や、メール対応、要らないメールの削除、経費精算、報告書提出などは、リスト化してやるタイミングを決め、習慣化してみましょう。

4:すぐやる人になる

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すぐやる人になると、さまざまなメリットを実感します。時間に余裕があれば、気分的に楽になり、何か不明点があっても質問がしやすい。関係者に話を聞いたり、人に頼んだりもできます。確認などコミュニケーションをとって仕事をすることで、「ちゃんとした人だ」という信頼も得られます。仕事の質が高くなり、結果、「仕事が早い人」「できる人」としての評価が得られるでしょう。

この逆のギリギリの着手では、気分的に追い詰められ、何か不明点があっても他人には聞きづらい。「えっ、何を今さら?」と、思われそう。聞かずに憶測でやれば、「あ~、そうじゃなかったのに!」と、大幅なやり直しをする事態になることも。時間がないのでやっつけ仕事になり、抜け漏れも出やすい。「あ~、もう少し時間があればこうできたのに」となりがちです。結果、「残念な人」と見なされることにもつながります。

実際に、あるエンジニアは、ずっと後者の「ギリギリ人」だったのが、ある時、とりあえず着手したら思いのほかメリットが大きいことに気づき、その後、仕事の「前倒し」にハマり、すっかり「すぐやる人」となりました。

サボりグセがあっても「とりあえず始める作戦」でまずは着手してみよう。メリットが感じられれば、「すぐやる度」が高まり、そのうち「すぐやる人」になれるはずです。

<TEXT/マネジメントコンサルタント 川嵜昌子>

【川嵜昌子】

マネジメントコンサルタント。長崎市生まれ。東京のベンチャー企業の創業期メンバーとして立ち上げに携わり、自社の急成長、東証一部上場という経験を得た後、独立。5000社以上の経営者に取材およびコンサルティングを行なう。一般社団法人日本アンガーマネジメント協会参事。著書『自分をサクサク動かすセルフマネジメント』(総合科学出版)ほか

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