『平家物語』新ビジュアル公開 吉田玲子、高野文子、牛尾憲輔らからのコメントも

『平家物語』新ビジュアル公開 吉田玲子、高野文子、牛尾憲輔らからのコメントも

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  • 更新日:2021/09/15
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『平家物語』(c)「平家物語」製作委員会

TVアニメ『平家物語』のスタッフコメントが公開された。

参考:『平家物語』で名タッグ再び 山田尚子×吉田玲子が描いてきた心情描写の妙

本作は、琵琶法師により語り継がれ、後世の文学や演劇に大きな影響を与えた大古典『平家物語』の古川日出男訳を底本にしたアニメーション作品。

監督を『映画 聲の形』の山田尚子、脚本を『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の吉田玲子、キャラクター原案を高野文子、音楽を牛尾憲輔が担当。アニメーション制作はサイエンスSARUが担った。

キャストには、悠木碧、櫻井孝宏、早見沙織、玄田哲章、千葉繁、井上喜久子、入野自由、小林由美子、岡本信彦、花江夏樹、村瀬歩、西山宏太朗、檜山修之、木村昴、宮崎遊、水瀬いのり、杉田智和、梶裕貴ら豪華声優陣が名を連ねた。

本日9月15日24時からのFODでの先行独占配信にあたり、スタッフ陣より下記のコメントが寄せられた。

コメント
●古川日出男(原作)
日本人の誰もが知るはずの『平家物語』を、ほとんどの人間は誤解していると私は思う。この長大な物語の、全体のほんの何パーセントかの、しかも誇張されたエピソードにしか普段は接することがないと思うから。通読してみれば、そこには「戦争をすることは悲しい。恐ろしい」と訴える感情が充満しているとわかる。「戦死者たちを鎮魂しなければ。あらゆる死者たちを弔わねば」との切実な思いにも満ちている。そして、戦場では主役となる男性たち以外に、そうした現場には立つことの少ない女性たちのドラマも描かれているのだという事実。いったい誰が、『平家物語』の主役は女たちでもあるのだ、と理解したか? 私は「このTVアニメ版は、したぞ」とここに断じる。それも鮮烈にだ。痛烈にだ。原作の『平家物語』が秘めていた決定的なポイントにこのアニメ版は迫っていて、だからこそ視聴する私たちの胸にも迫る。主役のびわは、あなたの琴線を鳴らす。

●吉田玲子(脚本)
この座組でこのタイトルをやるということに、わくわくしました。山田監督で『平家物語』。
高野文子先生がキャラクター原案(「棒がいっぽん」という短編集はどれだけ読み返したかわかりません)。
そして脚本を書き終えたとき、これは我々の『物語を語ることへの再宣言』なのだと感じました。
栄え滅び、時代は変わり、人は命を終える。ですが、物語は煌めきを保ったまま、生き続ける。
そこに勇気をもらいました。

●高野文子(キャラクター原案)
はじめに重盛さんを描きまして、次に平家の兄弟さんを、歳の若いほうから順に描いていきました。
どの人もハンサムで、わたしのマンガには出てきようのない、素敵な男性ばかりなんですよ。
作業の中程で、監督の絵コンテを見せてもらいました。
両のお目々が離れぎみの、まん丸顔が、用紙のあちこちに描かれていまして、それが「びわちゃん」だとわかった時など、嬉しかったですね。
新鮮な体験をたくさんしました。機会をくださった皆さまに感謝いたします。

●牛尾憲輔(音楽)
作曲に手を付けるより以前、アニメ『平家物語』はどういう作品なのかずっと考えていました。
多数の登場人物、大きな歴史の流れ、という物語に対峙すると
どこから手を付けていいのか、音楽は何を描けば良いのか、大変苦慮していました。

しかし、この物語は大きな歴史物語以上に、-監督の言をお借りすれば-
”確かに生きた人たちの”、ひとつひとつの物語でありました。
喜び、怒り、哀しみ、笑ったひとりひとりのお話です。
その全てとともにあった音楽であれ、と願っています。

(リアルサウンド編集部)

編集部

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