「人生初」ロッククライミング体験レポート!「完全ゼロからのスタート」と未経験の「達成感」

「人生初」ロッククライミング体験レポート!「完全ゼロからのスタート」と未経験の「達成感」

  • BRAVO MOUNTAIN
  • 更新日:2022/09/23
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クライミングは単なる岩登りではなく、仲間と楽しむ「知的な」スポーツ(撮影:森田大輔)

自分の力で岩壁を登り、自然と一体となれる「ロッククライミング」。東京オリンピックで新種目として採用され、楢崎智亜、野口啓代の活躍でも注目を浴びた「スポーツクライミング」も、ロッククライミングの中のフリークライミングがスポーツに発展したもの。現在は都心部にも3~4mの低い壁を登る「ボルダリング」を楽しめる施設が登場し、身近なスポーツとなりつつある。

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そんなロッククライミングを今回、筆者が北海道小樽市・赤岩にて人生初体験。用具の説明から、岩壁への挑戦、断崖絶壁をロープ一本で降りる懸垂降下の練習まで充実の一日をレポートする。

■クライミングに必要な用具とは

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クライミングで使用する主なアイテム。カラビナもロック付きなど用途に応じて使用する(撮影:森田大輔)

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グローブは滑りづらい革製品がベスト。指先が出ている方が、細かい作業がしやすい(撮影:森田大輔)

まずは用具説明とサイズ調整からスタート。自分の体とロープを結ぶ重要なアイテム「クライミングハーネス」は、正しく着用した後は必ず一度ロープに完全にぶら下がってみること。ここでハーネスのパーツが体に食い込むなど、不快感がなければOKだ。

「クライミングシューズ」は初心者はストレスのない、履きやすいサイズがベスト。なお、クライミングシューズは岩壁に登るときのみ使用し、移動の際は履きなれた運動靴やトレッキングシューズとなる。ロープの摩擦から手のひらを守る「グローブ」は、滑りやすい軍手はNG。内側が革のものがベストだ。

その他にも「ヘルメット」「ロープ」「カラビナ」「チョーク&チョークバッグ」と、必要な道具は色々あるが、今回はすべてレンタルで対応した。体験ツアーを企画している会社であれば、レンタルアイテムが揃っている場合も多いので、専用アイテムがなくても楽しめる。

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動きやすい服装でOK。ただし、岩壁に擦れる場合があるので、要注意(撮影:森田大輔)

服装は動きやすいものがおすすめ。上は時季にもよるが、半袖は虫に刺される恐れ、日焼けの心配もあるため、長袖が安心だ。下は動きやすいパンツで問題ない。

なお、水分補給用のドリンク、防寒具、クライミングシューズなどを入れるために、20L程度の登山用ザックがあるとよい。

■自分と地球を繋ぐ大切なロープワーク

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ロープとハーネスを結ぶ重要なロープワーク「エイトノット」(撮影:今井晋」にチャレンジ。ポイントは、いかに結び目がきれいに処理できているか。ここが雑になってしまうと、思わぬ事故に繋がってしまうようだ。

なお、ロープを結んで集中しているクライマーを邪魔しないよう注意が必要。これはクライマーの命綱のセッティングを妨げないためで、正しい結び方でセットしていなかったことが原因の死亡事故の実例もある。また、登る前は必ずバディチェック(相互確認)も重要だ。

筆者も何度も何度も挑戦し、きれいな結び目を目指した。このほかにも、自分で安全を確保する「セルフビレイ」をとるときに使用する「クローブヒッチ」などのレクチャーを受けた。

■いよいよ岩壁へチャレンジ

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ポイントまでの移動途中にも絶景が広がる赤岩(撮影:森田大輔)

準備を整え、ポイントへ移動。今回初体験の舞台となった小樽市の赤岩は、北海道においても最も古く岩登りが行われた場所で、ルートは100本以上、目の前には日本海のすばらしい景色が広がる。細い山道を移動し、最初のポイントへ到着。クライミングシューズに履き替え、岩壁の足をかける位置、手を置く位置のレクチャーを受け、いよいよスタート。

ガイドが登っていく姿を目に焼き付けイメージを膨らませていたが、実際に登ると全然うまくいかない。バランスを保ち、上へ上へと登っていくのが精一杯で、なかなかスムーズに体を運べない。それでも試行錯誤しながら、ようやく登頂。

短い距離ではあったが、なんとも言えない達成感に満ち溢れた。快晴の秋空の助けもあってか、とても気持ちがいい。たった1回でクライミングの虜になってしまったようだ。

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中には岩がもろい場所もあり、手をかけた瞬間に崩れることも(撮影:森田大輔)

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どんな時も自分をコントロールし、慎重に登っていくことが重要(撮影:森田大輔)

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懸垂下降の練習。ロープ一本に体を委ね、岩壁を降りていく(撮影:森田大輔)

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断崖絶壁も懸垂下降で慎重に降りていく(撮影:森田大輔)

その後もポイントを変え、何度も登る。途中、「奥リス」と呼ばれる約15mはあろう岩塔にて、垂直の岩壁をロープで降りる「懸垂下降」にもチャレンジ。ここでは一つのミスが命を落とすことにも繋がりかねないため、必ず全員で用具のセッティング状態をチェックする。クライミングではこの「掛け声による、意思の相互確認」がとても大切で、この1アクションが生死を分けることもあるのだ。

懸垂下降でロープ一本に命を預けるのは不安があったが、実際やってみると意外とスムーズにできた。

登りも回数を重ねるごと体の使い方に慣れ、景色を楽しむ余裕も出てきた。登頂後の眼下には、観光地の展望台や高台からでは決して見られない景色が広がる。まさに登った者だけが見られる特権だ。

■クライミングで非日常の世界に浸る

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自分自身に挑戦し、仲間と一緒に楽しめるのがクライミングの魅力(撮影:森田大輔)

朝8時に集合し15時まで、休憩を挟み計6時間の人生初挑戦が終了。終わってみての率直な感想は「やってよかった!」。もちろん、一般的なスポーツやアウトドアと比べると、危険度は高いが、その分常に真剣であり、普段味わうことのない緊張感が味わえる、そんな非日常の時間にこそ価値があると感じた。

一見、敷居の高そうなクライミングだが、用具のレンタル付きの体験会が全国各地で開催されているので、ぜひ一度チャレンジしてみては?

●取材協力 Mountain Guide IMAI

電話:0134-61-7188
E-mail:info@mountainguideimai.com
料金:ガイド料金 <道内のロッククライミング> 1人/3万5000円、2人/2万円、3人/1万5000円

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森田 大輔

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