世界選手権金メダルの北口榛花が凱旋帰国 父のスイーツで充電してパリ五輪へ/陸上

世界選手権金メダルの北口榛花が凱旋帰国 父のスイーツで充電してパリ五輪へ/陸上

  • SANSPO.COM
  • 更新日:2023/09/19
No image

凱旋帰国した北口榛花=羽田空港(撮影・蔵賢斗)

8月の陸上世界選手権(ブダペスト)で女子やり投げを制し、日本女子フィールド種目初の金メダルを取った北口榛花(25)=JAL=が19日、羽田空港に帰国した。世界最高のリーグであるダイヤモンドリーグ(DL)ファイナルでも日本勢初の優勝。2つの世界タイトルを引っ提げての凱旋(がいせん)帰国に「世界選手権、DLファイナルで勝つことはそう簡単にはできない。1年で同時にできてよかった」と満面の笑みだった。

到着出口では約200人のファンの歓声にトレードマークの笑顔で対応。森永製菓の関係者からハイチュウが贈呈され、さらに笑顔に。空港近くのJALの施設で行われた会見では、JALの同期や同僚がサプライズで登場し、金メダルにちなみ金のカステラと花束が贈られた。「どこにいても応援してくれる声は届いている。心強いです」と感謝した。

世界選手権、DLと大きな試合を終えて帰国。元々エントリーしていた新潟での試合は「燃料切れなので、充電します」と欠場することになり、これで今季は終了となった。歴史を塗り替えたシーズンを振り返り、「すごく充実していた。いつも私の前には室伏広治さんの名前があるので、DLの優勝は初めてですごくうれしい」と胸を張った。

年内は地元の北海道に帰るなど日本に滞在する予定。「家族と過ごして、温泉もいきたい。焼き肉、おすし、そばとか、日本食を食べたい。(パティシエの)父(幸平さん)が作るプリンやカスタードのシュークリームが食べたい」と自然と声も弾んだ。

来夏のパリ五輪には世界女王として挑む。2021年の東京五輪は左脇腹を痛めて12位と思った結果を出せなかった。1年を切ったリベンジの舞台に向け「自分は世界チャンピオンだけど、オリンピックチャンピオンではない。挑戦者のつもりで準備したい」と決意を込めた。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加